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【根岸S】抜群ウェズン52秒4
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フェブラリーS(2月17日、東京、GI、ダ1600メートル)の前哨戦となる根岸Sの追い切りが23日、東西トレセンで行われた。カペラS2着のエーシンウェズンはハードに追われて栗東の坂路一番時計をマーク。サンスポ調教評価「S」をゲットした。ここで賞金を加算してGI出走を確実にしたいところだ。JBCスプリントの覇者タイセイレジェンドも力強い動きを見せて「S」評価となった。
ビシッと追われて迫力満点の動き。大舞台へ向けて負けられない一戦に、エーシンウェズンが気合の最終追い切りを行った。
前日の雨で水分を含んだ栗東坂路のウッドチップはかなり力を要する馬場。どの馬も走りづらそうにする中、白浜騎手(レースは蛯名騎手)を背に単走でスタートした。テンから豪快な走りでスピードに乗ると、13秒5、12秒6、12秒6と速いラップを刻む。ラストは失速しそうになるが鞍上のムチに応えて13秒7で踏ん張り、4ハロン52秒4はこの日の坂路一番時計。52秒台を叩き出したのはウェズンだけと、抜群に速かった。
「時計がかかり始めたところで、この時計だからね。フェブラリーSに出走するためには(賞金加算のために)勝つしかない。力を出せる状態に仕上がりました」
野中調教師は思い描いた通りの抜群の動きに満足そうな表情を見せた。ダートは8戦4勝。芝からダートに本格的に転じた昨年3月から〔1〕〔1〕(6)〔1〕(2)着。ダート重賞初挑戦となった前走のカペラSはスタートで後手に回りながら、直線は内の狭いところを突いて2着。トレーナーも手応えを感じている。
「課題はゲート。そのために練習もしてきました。スタートさえまともならいい勝負になるはずだし、ここでがんばれないようでは次はないと思ってますから」
トレーナーは万全を期してブリンカーの着用も検討しているほど、この一戦に賭ける思いは強い。GIへの前哨戦ではなく、ここに全力投球。エーシンウェズンが勝つために東京へと向かう。
27日東京11R・根岸Sの特別登録馬★PCはこちら★スマホはこちら
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