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9日の中山11R第5回カペラS(GIII、ダート1200メートル、16頭立て、1着賞金=3500万円)は、横山典弘騎手騎乗の4番人気シルクフォーチュン(牡6、栗東・藤沢則雄)が豪快に差し切って、重賞3勝目を飾った。タイムは1分10秒8(良)。
大外からアースサウンドが強引にハナを奪い、トシキャンディが2番手。2番人気のスリーボストンが3番手につけ、スプリント戦らしくハイペースで流れた。直線に入ってトシキャンディが抜け出しを図り、先行馬が続々と脚を伸ばしたものの、直線半ばで大外から飛んできたのがシルクフォーチュン。その脚いろは1頭だけ段違いで、競り合う各馬を鮮やかに差し切った。3/4馬身差の2着に馬群の中から鋭く伸びた3番人気のエーシンウェズンが入り、1馬身3/4差の3着には、しんがりから追い込んだ8番人気のシセイオウジが届いている。
シルクフォーチュンは、父ゴールドアリュール、母シルクエスペランサ、母の父Alwuhushという血統。通算成績は30戦8勝。重賞は11年プロキオンS、12年根岸Sに次いで3勝目。藤沢則雄調教師はカペラS初優勝。横山典弘騎手は08年ビクトリーテツニーに次いで2勝目。
横山典騎手は「最後の末脚はすごかったですね。こんなに爆発力があるとは。スタートで立ち上がる素振りをしたので、リズムを崩さずにあの位置から運びました。このまま順調にいってほしいですね」とケタ違いの末脚を披露したフォーチュンの爆発力に表情を緩めていた。
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