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【英キングジョージ】ブリランテ惨敗8着
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欧州の上半期を締めくくるビッグレース、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英国・アスコット競馬場、GI、芝2400メートル)が21日午後(日本時間22日未明)に行われ、岩田康誠騎手(38)=栗・フリー=が騎乗した今年の日本ダービー馬ディープブリランテ(栗・矢作、牡3)は8着に敗れた。“キングジョージ”には、日本馬は2006年ハーツクライ3着以来6年ぶり5頭目の参戦だったが、初優勝は成らなかった。
日本ダービー馬の果敢なチャレンジは、世界の厚い壁に阻まれた。ディープブリランテは8着。優勝した昨年の凱旋門賞馬でドイツのデインドリーム(P・シールゲン、牝4)をはじめとする海外の強豪を打ち破ることはできなかった。
好スタートから中団に位置。だが、外めの〔7〕番枠が響き前に壁を作ることができず、前半は折り合いを欠く面が見られた。それでも4コーナーを回る時の雰囲気は悪くなかったが、外から後続に一気に来られて失速。前半のロスも響いて父ディープインパクト譲りの末脚は不発に終わり、ラスト100メートルあたりからズルズルと後退して、上位から大きく離されてしまった。
岩田康誠騎手は「率直に悔しい。皐月賞(3着)の時ほどではありませんでしたが、力みがありました。内になかなか入れられなかったぶん、直線に向いてからのスタミナに影響したと思います」と話し、矢作芳人調教師も「枠順が外だったので、道中で外を走らされて微妙にかかっていました」と、スムーズな競馬ができなかったことを敗因に挙げた。
好結果を出すことはできなかったが、岩田康は「ダービーの時より状態はよかった。力負けだとは思いたくないし、今後につなげていきたい」と前を向いた。
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