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第29回エプソムC(10日、東京11R、GIII、3歳上、芝1800メートル、1着賞金4000万円=出走18頭)クレイグ・ウィリアムズ騎手騎乗の1番人気トーセンレーヴ(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)が好位追走から直線押し切って重賞初制覇。勝ちタイム1分46秒7(良)。
クビ差の2着には中団から直線鋭く伸びた2番人気ダノンシャーク、さらに1馬身1/4差の3着には2番手追走から直線でしぶとく粘った15番人気マイネルスターリーが入った。
父は“英雄”ディープインパクト。母は現役時代に2歳女王に輝き、繁殖牝馬としてもGI6勝の女傑ブエナビスタなどを輩出しているビワハイジ。そんな“超”のつく良血馬・トーセンレーヴが6度目の重賞挑戦で初タイトルを獲得した。
先行勢3頭が4番手以下を引き離す展開のなか、トーセンレーヴは3番手を追走。鞍上のウィリアムズ騎手になだめられながら、終始馬場コンディションのいい外めを進んだ。
直線では馬場の外めを力強く伸びると、2番手追走からインの経済コースを通って先頭に立っていたマイネルスターリーを残り200メートルでかわし去って先頭へ。最後は中団から伸びたダノンシャークの猛追をクビ差振り切ってフィニッシュした。
ビワハイジの子が重賞ウイナーになったのはアドマイヤジャパン(京成杯)、アドマイヤオーラ(弥生賞など重賞3勝)、ブエナビスタ(ジャパンCなどGI6勝)、ジョワドヴィーヴル(阪神JF)に続く5頭目。“5きょうだいによるJRA重賞制覇”は史上初の快挙となった。
トーセンレーヴは父ディープインパクト、母ビワハイジ、母の父Caerleonという血統。通算成績11戦6勝。重賞初勝利。クレイグ・ウィリアムズ騎手、池江泰寿調教師はともにエプソムC初制覇。
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