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【天皇賞・春】最新ナマ情報


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ギュスターヴクライ 馬体に張り

 阪神大賞典を勝った(8)ギュスターヴクライは、27日、栗東坂路を4ハロン64秒2でゆっくりと登坂した。馬体には張りがあり、「休み明け(今年2月の早春S1着)から結果を出しているけど、本来は使いながら良くなっていくタイプ。最近では今回が一番いい状態ですね」と高橋亮技術調教師は、目下の充実ぶりをアピール。〔4〕枠(8)番にも「申し分ない。道中で内に入れて、前回のような競馬ができれば」と再度のオルフェーヴル撃破を意識する。

トーセンジョーダン 動きキビキビ

 天皇賞・秋春連覇を狙う(16)トーセンジョーダンは27日、岩田康騎手を背に栗東の角馬場から坂路に入り4ハロン64秒3、1ハロン16秒0をマークした。適度に気合が乗り、キビキビした動きが印象的で「産経大阪杯(3着)を使った上積みがかなりある。馬体には張りが出てきたし、精神面も違う」と川合調教助手は手応えを感じている。外めの〔8〕枠(16)番も「この馬は前にも行けるし、自在性がセールスポイント」と川合助手は心配していない様子。「オルフェーヴルにとっての最大のライバルは同じ厩舎かも」と万全の態勢であることを強調した。

ウインバリアシオン 力強い走り披露

 日経賞2着の(11)ウインバリアシオンは27日、栗東のポリトラックをキャンターで1周してから、坂路を4ハロン68秒4で駆け上がった。520キロを超える雄大な馬体が力強いフットワークを繰り出し「いい体つきをしているな。いつものように後ろからの競馬になるだろうし、枠(〔6〕枠(11)番)は気にしていない。良馬場でやれそうなのはいいし、条件も合うから」と松永昌調教師は期待を口にする。5度目となるオルフェーヴルとの対戦で初先着を果たし、念願のGIタイトルを手にしたい。

クレスコグランド 迫力のある馬体

 (12)クレスコグランドは27日、栗東坂路で4ハロン64秒5の調整。10カ月半ぶりの大阪-ハンブルクC3着を使われて、馬体にグッと迫力が出てきた。「休み明けの前走は数字より細く見せたが、今回は体を大きく見せている。今までの走りを見ても長距離適性は高そうだし、楽しみですね」と古川調教助手は色気たっぷりだ。

ヒルノダムール 7枠にも強気

 昨年の覇者(15)ヒルノダムールは27日、栗東坂路を軽快に駆け上がって4ハロン67秒9、ラスト1ハロン15秒9。「体調面は何の問題もない。いい状態で出せる」と昆調教師は満足そうにうなずいた。この日は追い切りで着用していたシャドーロールを外しており、「いつも着けていては(集中力を高める)効果がなくなるからね。レースでは着ける」とトレーナーは説明。〔7〕枠(15)番にも「乗り難しい馬ではないから」と強気だった。

ビートブラック 良馬場で一発

 最内枠に入った(1)ビートブラックは27日、CWコースで調整を行った。「GIなので目いっぱい仕上げた。最終追い切りも想像以上のいい動きだったし、絶好調」と中村調教師のトーンは高い。同じ〔1〕枠(1)番だった昨年の天皇賞・春は7着だったが、「道悪(稍重)だったからね。今回も欲しかった(1)番に入ったし、良馬場ならいいところがあるよ」とトレーナーは一発を期待している。

フェイトフルウォー 闘志満々の動き

 (13)フェイトフルウォーは27日、美浦の角馬場で体をほぐした後、Wコースをキャンターで1周。闘志満々の姿で、鞍上が抑えるのに苦労するほどの気合乗りだった。動きを見届けた伊藤伸調教師は「道中でいかにリズム良く運べるかだろうね。いい雰囲気で大一番に臨めるのは何より」と、ホッとした表情。きょう28日の早朝に京都競馬場に入る予定だ。

オルフェーヴル 「雰囲気はいい」

 昨年の牡馬3冠+有馬記念を制し、前走の阪神大賞典では外に逃避して2着に敗れた(18)オルフェーヴルは27日、栗東の坂路ではつらつとした動きを見せた。4ハロン63秒9、ラスト1ハロン14秒6をマークし、「落ち着いているし、雰囲気はいい」と川合調教助手は笑顔。中間は池添騎手がつきっきりで調教に騎乗した成果もあり、折り合い面の不安は解消されつつある。「やってきたことが生きているし、ムキにならなくなっている。大外枠の試練を乗り越えて欲しい」と川合助手は力を込めた。池添騎手も〔8〕枠(18)番に「内がよかったけれど、当たった枠で馬を信じて乗るだけです」と力強く話していた。

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