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26日にドバイ・メイダン競馬場の4Rで行われた第17回UAEダービー(GII、ダート1900メートル、3歳、7頭立て、1着賞金120万米ドル=約1億3562万円)は、武豊騎手騎乗のラニ(牡、栗東・松永幹夫厩舎)がスタートでつまずく不利がありながらもレース中盤で前に並びかけ、直線でもしぶとく伸びてV。日本馬として初の同レース制覇を果たした。タイムは1分58秒41(良)。
3/4馬身差の2着が圧倒的人気のポーラーリバー。ユウチェンジ(栗東・森秀行厩舎、牡)も直線半ばまで先頭を守って見せ場たっぷりの3着となり、もう1頭の日本馬オンザロックス(栗東・森秀行厩舎、牡)もよく追い上げて5着に食い込んだ。
武豊騎手と松永幹夫調教師。長く日本競馬を支えてきた2人のホースマンが、ドバイで最高の笑顔を見せた。2着までに入ればケンタッキーダービーへ、という壮大なプランを描いていたラニが、スタートのロスをものともせずに差し切って快勝。日本馬としてUAEダービー初勝利を飾り、偉大な夢への足がかりをつかんだ。
レースはスタートでラニがつまずき最後方に。ヴェイルドリがハナを切ったものの、7頭はほぼ一団。レース中盤になると外からユウチェンジが先手を奪う。さらに外からラニもじわじわと位置取りを上げて、2番手の外につけた。ヴェイルドリは3番手に控え、その内に人気のポーラーリバーが続く。団子状態のまま直線に向いたが、ユウチェンジは堂々たる粘り腰。そのまま押し切るかと思われたが、そこにラニとポーラーリバーが迫ってきた。最後は3頭の争いからラニがグイッと伸びてV。武豊騎手も「ものすごく押さなきゃいけなくて、すごく疲れた」と苦笑するほどのズブさだったが、追えば追うほど伸びる走りで金星を射止めた。
レース後、ノースヒルズマネジメントを率いる前田幸治氏は「日本のダービー(キズナ、ワンアンドオンリー)と合わせてこれで3つ目のダービーだね。もちろんケンタッキーダービーを勝つのも夢です」と戦前からのプラン通り、参戦を明言。今後は数日ドバイに滞在し、直接アメリカに向かう見込みだ。日本で育まれた血統がアメリカに渡り、日本で足場を築いてドバイで花開き、再びアメリカへと向かうことになる。
◆武豊騎手「スタートでつまずいて後方からになりましたが、道中はずっと手応えが良かった。直線ではなかなか前が抜けなかったけど、最後はかわしてくれると思いました」
ラニは、父Tapit、母Heavenly Romance、母の父Sunday Silenceという血統の米国産馬で、前田葉子氏の所有馬。。通算成績は6戦3勝。重賞初勝利。
松永幹夫調教師は騎手時代にラニの母ヘヴンリーロマンスで天皇賞を勝っており、調教師になってから手がけたラニの兄アウォーディー、姉アムールブリエもダート重賞を制覇。深い縁のある血統馬で、レッドディザイアによるマクトゥームチャレンジラウンド(2010年、GII)以来となるドバイでの勝ち星をマークした。武豊騎手は昨年の香港カップ(エイシンヒカリ)に続く海外重賞V。
◆森秀行調教師「オンザロックスが前、ユウチェンジが後ろからと考えていましたが逆になりました。ユウチェンジは最後抜け出して1頭になってしまいました。併せる形になればもっとよかったと思います。オンザロックスはキックバックを受けて嫌がっていましたが、外に出したら最後はよく伸びてくれました。2頭ともよく頑張ってくれました」
◆ジョアン・モレイラ騎手(ユウチェンジ3着)「いけると思いましたが、最後の100メートルで馬が疲れてしまいました。人気薄の馬でしたがよく頑張ってくれました。1900メートルはこの馬にとって少し長いかもしれません」
◆ミルコ・デムーロ騎手(オンザロックス5着)「ペースにうまく対応できませんでした。4コーナーでフラフラしている馬がいて進路が狭くなってしまいました」
★ラニの競走成績はこちら
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