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【黒船賞】セイクリムズン、逃げ切り勝ち
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第14回黒船賞(20日、高知6R、交流GIII、4歳上オープン、別定、ダ1400メートル、1着本賞金2100万円=出走12頭)岩田康誠騎手騎乗の3番人気セイクリムズン(牡6歳、栗東・服部利之厩舎)が逃げ切り勝ちを飾った。勝ちタイムは1分28秒4(不良)。
2着にはクビ差で2番人気トウショウカズン、さらにハナ差の3着には4番人気ダイショウジェットが入った。1番人気のスーニは4着に終わった。
セイクリムズンが早めに先手を取り、トウショウカズンがこれを差なく追走。レースはやや速めのペースで進んだ。後方から競馬を進めたスーニも3コーナーで徐々に進出し、3~4番手で直線に向かう。
直線に入ってもセイクリムズンとトウショウカズンの脚色は衰えない。ゴール手前、前を行く2頭にダイショウジェットが一気に追い込んだが届かず。セイクリムズンがクビ差しのいで4つ目の重賞タイトルを手にした。スーニは直線伸びを欠き5連勝はならなかった。
岩田騎手は「思い切って迷いなく行きました。以前2回、乗っているのでこの馬の良さは知っています。(ペースが)速いかなと思ったのですが、力を信じました」とタフなレースを逃げ切ったセイクリムズンの実力を称えた。
なお、昨年の黒船賞は東日本大震災の影響により中止となっており、2年ぶりの開催となった。岩田騎手は「地方競馬が盛り上がるように僕らも頑張りますので、みなさん応援よろしくお願いします」と園田競馬出身の騎手らしく力強くアピールした。
セイクリムズンは父エイシンサンディ、母スダリーフ、母の父サウスアトランティックという血統。通算成績33戦11勝(うち地方5戦2勝)。重賞は10年カペラS(GIII)、11年根岸S(GIII)、11年かきつばた記念(GIII)に続く4勝目。岩田康誠騎手は07年リミットレスビッド以来2度目、服部利之調教師は06年ブルーコンコルド以来2度目の同レース制覇。
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