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【マイルCS】アポロン切れた12秒2
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前哨戦の富士Sを勝って挑むエイシンアポロンが坂路を一直線に駆け上がり、最高の仕上がりをアピールした。
3歳以来のコンビとなる池添騎手を背に残り400メートルから一気に加速。ウッドチップを蹴り上げ、ラスト1ハロンは12秒2と瞬発力が光った。時計がかかる馬場状態での4ハロン51秒4は優秀だ。
「1週前追い切りが軽かったので、しまいをやってくれと言った。いい動き」。見届けた松永昌調教師はうなずき「相手は強くなるが、デキはいい」とGI初制覇へ期待を込める。
富士Sで09年京王杯2歳S以来、1年11カ月ぶりの勝利を飾った。朝日杯FSでローズキングダムの2着、弥生賞でヴィクトワールピサの2着と、のちの国際GIウイナーと好戦していた最強世代の素質馬が完全復活。2、3歳時に主戦を務めていた池添は「体がしっかりしたし、気性も大人になった」と心身の成長を実感し、「マイルが一番合う」とヤル気十分だ。
鞍上はオルフェーヴルでの3冠など今年トップのJRA重賞12勝をマークと絶好調。勢いに乗ったコンビがマイル王の座をもぎ取る。
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