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【有馬記念】破天荒!ゴールド、有終追いで有終Vだ


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【有馬記念】破天荒!ゴールド、有終追いで有終Vだ

 中央競馬の暮れの大一番、有馬記念(27日、中山、GI、芝2500メートル)へ向け、昨年に続いてファン投票1位に選出されたゴールドシップ(栗東・須貝尚介厩舎、牡6歳)が23日、滋賀県・栗東トレーニングセンターで最終追い切りを行った。迫力たっぷりの動きを見せ、サンケイスポーツ調教評価で最高の『S』を獲得。ラストランへ態勢を整えた。レースの枠順は24日、公開抽選で決定する。

 有終Vへの期待が高まるリハーサルだった。薄曇りの栗東トレセン。午前8時半過ぎ、最後の坂路を惜しむかのように、白い馬体が力強く弾む。ラストランを迎えるゴールドシップが絶好の動きを披露した。

 「先週はおとなしかったが、今週は変わってきた。気合が入っていると思う。まだまだ元気いっぱいだし、いい状態で迎えられるね」

 2週連続で追い切りに騎乗した内田騎手が、納得の笑みを浮かべた。

 坂路の途中まで今浪厩務員に引かれて、尻尾を振りながらスタート地点へ。レッドヴェルサス(2歳未勝利)を追走し、白い息を吐きながらチップを豪快に巻き上げる。残り200メートルから鞍上が促すと、馬なりでスッと前へ。パートナーを楽にかわして、4ハロン53秒2-12秒5で1/2馬身先着した。サンケイスポーツ調教評価は最上級の『S』だ。

 追い切りを見届けた須貝調教師は「先週しっかりとやっており、息を整える程度。うまくいったね。気持ちが乗ってきているし、自信を持って臨める」。悔いのない仕上げを強調した。

 “吉兆”も現れた。追い切り後に突然、立ち上がったのだ。3連覇を目指した上半期の総決算・宝塚記念は大きく出遅れて15着、休み明けのジャパンCも10着と大敗しているが、両レースの追い切り時には気の悪さを見せていなかった。

 「オンとオフの切り替えはしっかりできている」とトレーナーが話すように、馬房では静かに寝ているが、今年の天皇賞・春を勝ったときに見せていたヤンチャな“地”が表へ。今月18日にも坂路で北村助手を振り落とそうとしており、引退を前にこの馬らしさが復活した。激走の予感を須貝師も抱いている。

 「前走は走れる状態にはあったが、有馬へのお釣りを考えていた。(宝塚記念での出遅れで)ゲート再審査になったこともあり、スイッチを入れていなかった。今は戦闘モードに入っている」

 有馬記念は過去1、3、3着。4年連続の出走となる。「この馬の能力を見せてくれれば、(優勝した)2012年のような走りができると思う」と内田騎手が期待を込めれば、須貝調教師も「大敗しても追いかけてくれたファンに感謝している。最後にリベンジしてほしい」と願う。

 GI6勝馬が、ファン投票1位の人気に応えて国内最強を改めて証明し、ターフを去る-その準備は整った。 (渡部陽之助)

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