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【有馬記念】データ大作戦(2)血統
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2日目は血統編をお届けする。サンデーサイレンス(SS)亡き後も、その血を継ぐ馬の活躍が目立つ近年の日本競馬。有馬記念も過去10年全てでSS系が優勝と、例にもれない。今年もグランプリにふさわしい良血馬が顔をそろえたが、脱落するのは果たしてどの馬なのか!? なお、すでに脱落したオーシャンブルーの評価は割愛する。
〔1〕父の舞台適性(最大7点減)
サンデーサイレンス系が2004年から11年連続で優勝と圧倒的な強さを誇る。その前の02、03年もSSと同じヘイルトゥリーズン系のシンボリクリスエス(父クリスエス)が連覇しており、有馬記念ではこの系統が主力になる。
ディープインパクトは06年の勝ち馬で、産駒のジェンティルドンナが14年に優勝した。マンハッタンカフェは01年、ゼンノロブロイは04年、ハーツクライは05年に制覇。ステイゴールドは産駒がこのレースを4勝し、ネオユニヴァースは10年の覇者ヴィクトワールピサを出している。以上の産駒は減点なし。
キタサンブラックの父ブラックタイドはディープインパクトの全兄。前述の種牡馬と比べると実績で劣るが、大きなマイナスにはならない。1点減。
ゴールドアクターは父スクリーンヒーローがSSと同じヘイルトゥリーズン系で、その父グラスワンダーは1998、99年に有馬記念を連覇している。SS系でないぶん割り引くが、減点は2点。
ミスタープロスペクター系は過去10年で【0・2・3・12】とやや分が悪い。アドマイヤドン産駒のアドマイヤデウス、アルバート、キングカメハメハ産駒のヒットザターゲット、ラブリーデイは5点減だ。
〔2〕父の底力(最大3点減)
国内最高峰のGIで勝ち負けするには父系の底力も重要だ。自身がGIを制し、父としてもGI馬を出している種牡馬の産駒は減点なし。
父ブラックタイドがGIを勝っていないキタサンブラックは1点減。アドマイヤドンは産駒がGI未勝利で、アドマイヤデウス、アルバートは3点減とする。
〔3〕母系の血統構成(最大3点減)
父だけではなく、母系や母の父などにも注目が必要だ。この項目では母系の配合種牡馬をチェックする。
キタサンブラックは菊花賞を勝っているが、母の配合がサクラバクシンオー×ジャッジアンジェルーチでは、舞台適性の面で他馬と比較して少々分が悪い。ゴールドアクターも母の父がキョウワアリシバでは底力に欠ける。ともに2点減。
ワンアンドオンリーは母がタイキシャトル×ダンジグで、スピード色が濃い。時計がかかるこの時季の中山芝では割引が必要とみて、1点減。
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