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【チャンピオン】サンビスタが牝馬で史上初のV!
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6日の中京11Rで行われた第16回チャンピオンズカップ(3歳上オープン、GI、ダート1800メートル、16頭立て、1着賞金=9400万円)は、ミルコ・デムーロ騎手騎乗の12番人気サンビスタ(牝6歳、栗東・角居勝彦厩舎)が直線鮮やかに抜け出してV。レース史上初めて牝馬による勝利となった。タイムは1分50秒4(良)。
混戦のゴール前を切り裂いたのは、まさかまさかの6歳牝馬だった。単勝66.4倍、12番人気のサンビスタが昨年4着時を上回る力強い決め手を発揮して快勝。16回目の歴史で、初めて牝馬のチャンピオンが誕生した。
レースはコパノリッキーが逃げる形になり、1コーナーで行く気を見せたクリノスターオーが2番手。コーリンベリーは好位集団に控え、3番手にはガンピットとニホンピロアワーズが続いた。勝負どころで後続も追い上げ、ホッコータルマエやローマンレジェンドが早めに動く展開。直線に入るとコパノリッキーとホッコータルマエが競り合うが、直線半ばで様相が一変する。好位のインを追走していたサンビスタが抜け出すと、最内からノンコノユメが伸び、大外からはサウンドトゥルーも猛追。それでも先に抜け出したサンビスタは最後まで脚いろが衰えることなく押し切って快勝した。1馬身1/2差の2着は3番人気ノンコノユメ。さらにクビ差の3着が5番人気サウンドトゥルーだった。1番人気コパノリッキーは7着に敗れている。
サンビスタは、父スズカマンボ、母ホワイトカーニバル、母の父ミシルという血統。北海道新ひだか町・グランド牧場の生産馬で、(株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオンの所有馬。通算成績は28戦11勝(うち地方11戦5勝)。重賞は交流GIIIブリーダーズゴールドC、交流GI・JBCレディスクラシック(2014年)、交流GIII・TCK女王盃、交流GIIIマリーンC、交流GIIレディスプレリュード(15年)に次いで6勝目。角居勝彦調教師は2005、08年カネヒキリに次いでチャンピオンズC3勝目、ミルコ・デムーロ騎手は初勝利。
M.デムーロ騎手は「すごい気持ちいいですね。今年はダービー、皐月賞を勝って、ダートのGI、牝馬でも勝てた。絶好調、うれしいです。おととい(金曜)普通キャンターとゲート練習に乗って、いいコンディションだった。スタートが良くていいポジションを取れて、(道中は)ずっといい手応え。4コーナーは少し狭かったけど、気持ちがあって、直線はすごい頑張った。うれしい。よかったです」と満面の笑みでレースを振り返っていた。
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