中央競馬ニュース

【東西現場記者走る】一発“アル”ビアーノ迫力満点

 0   0   1,060
シェアする  x facebook LINEで送る
【東西現場記者走る】一発“アル”ビアーノ迫力満点

 マイルCS担当の東京サンスポの藤沢三毅記者(29)は連載3日目、前哨戦のスワンSを快勝した3歳牝馬アルビアーノに注目した。前走後は栗東に滞在し、好状態をキープ。絶対王者が不在のマイル界に新星の誕生はあるのか!?

 18日の栗東は調教が開始される午前7時には晴れ間が見えていたが、徐々に雲行きがあやしく。3日目のターゲットであるアルビアーノが最終追い切りを行った8時過ぎには、モヤで向こう正面が見えない状況に。

 それでも真っ白な世界から姿を現したアルビアーノは、重馬場を問題にしないパワフルな走りを披露。とても3歳牝馬とは思えない迫力満点の馬体が、慣れないはずの栗東CWコースで躍動していた。

 単走で4ハロン49秒4。ゴール前で仕掛けられて1ハロン12秒2とラストまでしっかりと脚を伸ばした。

 「前日に馬場状態を見ながらテーマを決め、イメージ通りの追い切りができました」。追い切りを見守った木村調教師は、納得の仕上がりに白い歯をのぞかせた。

 デビューから3連勝で重賞を制し、続くNHKマイルCで2着。秋初戦の京成杯オータムHこそ7着に敗れたが、3カ月ぶりをひと叩きされて一変し、前走のスワンSを1馬身半差で完勝した。

 昨年のマイルCS2着馬フィエロなどの一線級マイラーを一蹴した価値は高く、それまでと違った差す競馬で好結果を出せたことも大きい。

 「折り合いを欠くことなくリラックスして走れていました。もともと逃げなければいけない馬ではありませんから」。トレーナーは力を出し切れれば前走くらいやれて当然と言わんばかりだ。

 柴山騎手も「1回使ってどっしりしていましたし、100点満点の競馬でした。ああいう競馬ができて、選択肢が広がりましたね」と振り返る。

 その後はマイルCSに照準を定め、レース翌日から栗東に滞在。「日ごとに環境を受け入れ、変化に左右されることなく対応してくれました」とトレーナー。“アウェー”の環境にも戸惑うことなく、状態面に不安はなさそうだ。

 厩舎としては4度目のGI挑戦。指揮官は「そろそろ成果を上げなければいけないと思っています」と力を込める。

 マイル戦線は混とんといわれて久しく、春の安田記念ではGI初挑戦だったモーリスヴァンセンヌがワンツーを決めた。秋も新興勢力が実績馬を圧倒するのかもしれない。

マイルCSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら

この記事はいかがでしたか?
ナイス (0)
 ナイス!(0

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月21日()
マイラーズC G2
フローラS G2
4月20日()
福島牝馬S G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 セリフォス 牡5
49,313万円
9 ジャックドール 牡6
49,004万円
10 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る