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15日の福島11Rで行われた第51回福島記念(3歳上オープン、GIII、芝2000メートル、16頭立て、1着賞金=4000万円)は、津村明秀騎手騎乗の2番人気ヤマカツエース(牡3歳、栗東・池添兼雄厩舎)が差し切り勝ち。重賞2勝目を飾った。タイムは2分2秒5(重)。
連覇を狙う7歳馬を、フレッシュな3歳馬が差し切った。人気2頭の争いを制したのはヤマカツエース。2番人気の支持を受けたキングカメハメハ産駒が、2度目の重賞勝ちを果たした。
レースはフィロパトールが外から好スタートを決めて先行策に出たが、1コーナーでインからアンコイルドも並びかけ、この2頭が馬群を引っ張る。好位にはマイネルミラノ、フレイムコード、ミトラ、メイショウナルトなどが続いた。3コーナー過ぎからレースは激しく動き、先行した2頭はあっという間に後退。4コーナーではフレイムコードとミトラが先頭に立つ。さらに直線に入ると、ヤマカツエースも接近。先に抜け出したミトラを猛追して、人気2頭の叩き合いとなった。しかし、3.5キロのハンデ差を生かしたヤマカツエースが力強く差し切ってV。2度目の重賞勝ちを決めた。1馬身差2着が1番人気のミトラ。さらに2馬身差の3着には4番人気のファントムライトが入っている。
ヤマカツエースは、父キングカメハメハ、母ヤマカツマリリン、母の父グラスワンダーという血統。北海道新ひだか町・岡田牧場の生産馬で、山田和夫氏の所有馬。通算成績は14戦4勝。重賞はGIIニュージーランドT(2015年)に次いで2勝目。池添兼雄調教師、津村明秀騎手ともに福島記念は初勝利。
津村騎手は「初めて乗りましたが、今までのレースVTRを見て、自分が自信を持って乗ればチャンスのある馬だと思っていました。馬場も苦にするところはなかったし、3~4コーナーでの手応えも抜群で、ミトラさえかわせば…と懸命に追いました。勝ててよかったです」と初コンビでの重賞Vに笑顔を見せていた。
★15日福島11R「福島記念」の着順&払戻金はこちら
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