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中央競馬ニュース
編集部（以下、編） 今年の秋の天皇賞は豪華なメンバーが揃いました。
新良（以下、新） 出走14頭中G1馬が7頭。3着以内経験馬も6頭いますからね。唯一例外となっているセイウンハーデスは屈腱炎による長期休養があり、そもそも出走機会が少なかったので、やむを得ないところでしょう。
編 これだけ実績馬がいると目移りしますね。予想は本当に大変だ（苦笑）。
新 難解ですよね。ほとんどの馬にチャンスがあるので、人気通りにすんなり、というわけにはいかないでしょう。
編 乗り替わりの傾向はどんな感じですか？
新 過去10年で2勝、2着5回。G1は継続騎乗の有力馬が多く出走してくるので、まぁこんなもの、と言ったところでしょうか。厳しいけれど、決してノーチャンスではない。2～3着なら可能性はさらにアップする。そう考えていいと思います。
編 なるほど。最初から白旗をあげる必要はなさそうですね。そして、やはり気になるのは今週から短期免許で騎乗することになった外国人騎手の顔ぶれですよ。
新 おなじみのレーン騎手に、Ｃ．デムーロ騎手と、世界でもトップクラスの名手が揃いました。初来日のプーシャン騎手は未知数ですが、本国でのレースを見るに騎乗技術は非常に高い印象です。日本の競馬にフィットすれば、いきなり大活躍するかもしれませんね。
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編 レーン騎手はタスティエーラに継続騎乗となりますが、Ｃ．デムーロ騎手とプーシャン騎手は乗り替わり。早速、狙っていきますか？（笑）
新 いえ、私が推奨するのはその2人の乗り替わりではありません。頼れる日本人騎手にしました。
編 そうなんですね。では、結論をお願いします。
新 津村明秀騎手から戸崎圭太騎手に乗り替わる⑥ブレイディヴェーグに注目します。
編 近年の津村騎手はとてもいい感じですが、さすがにリーディングジョッキーへの乗り替わりとなると、戦力アップ感がありますね。
新 戸崎騎手は過去2回ブレイディヴェーグに騎乗し、勝利した経験もありますからね。マイナス要素は皆無と言っていいでしょう。
編 この馬を選んだ最大の決め手はなんでしょうか？
新 いちばんは舞台適性ですね。これまで東京の芝で5走し、マイル以外の千八と二千では3戦3勝としています。長期休養明けとなった昨年の府中牝馬Ｓの圧倒的な勝ちっぷりは、みなさんも強く印象に残っていることでしょう。エリザベス女王杯を勝っていますが、適距離は千八から二千で、末脚をフルに活かせる東京がベストとみています。
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編 前走はG3の新潟記念で6着でしたが、巻き返せそうでしょうか？
新 前走は超スローの流れになってしまって、力を発揮することができませんでした。今回はホウオウビスケッツもメイショウハリオもいますから、締まったペースになることは確実です。ブレイディヴェーグにとっては願ってもない展開になるでしょう。末脚炸裂！ そんなシーンが見られると思いますよ。
編 鞍上の戸崎騎手は、天皇賞（秋）では目立った活躍がありませんが、このコース自体は問題ないですかね？
新 2022年以降の東京芝2000mにおけるコース勝率16.3%と優秀で、勝利数はメンバー中2位。天皇賞（秋）で活躍していないのは、めぐり合わせの問題でしょうね。勝つときはあっさり勝ってくれるはずです。なんの心配もいりません。
編 条件は揃った。そんな印象です。
新 同じサンデーレーシングで、エリザベス女王杯に出走を予定しているレガレイラとの使い分けなのか、それとも陣営はこちらのほうがチャンスがある判断したのか、真相はわかりませんが、馬にとっては天皇賞（秋）のほうが条件的には向くと思います。外国人騎手に注目が集まっていて、配当妙味が見込める今回は大チャンスです。
編 確かに、人気の盲点になりそうですね。ワクワクしてきます。
新 外国人騎手に乗り替わった人気の3歳馬2頭は怖いですが、馬券で勝負をするのなら迷わずこちら。戸崎騎手には意地を見せてもらいましょう。
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★その他の注目乗り替わり★
京都7R ⑦セイキュート（津村明秀→岩田望来）
東京9R ③ワンモアスマイル（坂井瑠星→レーン）
京都12R ⑪リチャードバローズ（北村友一→岩田望来）
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