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チャンピオンズCでも有力視されるような実績馬は、地方交流のレース格の高い重賞から直行するケースが大半。加えて、同時期にJBCが開催されることもあり、地方交流重賞で勝てない(勝ちきれなくなった)馬と、ここで権利を獲得または賞金を加算してチャンピオンズCに出走したい馬との争いになりやすい。そのため、前走クラス別(レース格)では、JRA・G3組とJRA・OP特別組が奮闘。2013年以降の直近11回(2018年は施行なし、2020~2022年は阪神で施行)、前者が3勝を含む3着以内11頭、後者が6勝を含む3着以内15頭と、この2路線が好走馬の8割近くを占めている。
【枠順】外寄りの枠を引いた馬を過度に嫌う必要はなくなってきた印象
枠順別成績(過去20年)
みやこSが新設された2010年以降の京都開催時、2019年までは7~8枠の連対が2頭だけと、外枠の分が悪い様相だった。だが、2023年は8枠が1着、2024年が8枠→7枠のワンツー決着と、状況が変わりつつある感もある。外寄りの枠を引いた馬を、過度に嫌う必要はなくなってきた印象だ。悩むようであれば、開き直って枠順をいっさい気にしない予想に徹するのもひとつの手だろう。
【人気】効率を重視するならばある程度の上位人気馬を中心に
みやこSが新設された2010年以降、1番人気で勝利を収めた4頭のうち、3頭は単勝1倍台と10頭立て時、もう1頭は京都開催時において最も遅い勝ちタイムだった。多頭数かつある程度の決着時計の場合は、断然支持を集めるような馬でもないと勝ちきれない。また、京都開催時に複勝圏を確保した1番人気の大半が1~3枠で、内枠以外の場合は危険な人気馬となる。ただし、2番人気が4勝を挙げているように、人気サイド全体がダメというわけではない。信用しすぎるのは良くないというだけで、効率を重視するならば、ある程度の上位人気馬を中心に据えたほうがいいだろう。
【脚質】展開によって大きく優劣が分かれる
2010年以降の脚質別成績で目を引くのが、逃げ馬の数値の高さ。ただし、京都開催では2011年の2着馬を最後に逃げ馬の好走(3着以内)はなく、「逃げ=優勢」と決めつけるには無理がある。となれば、別表が示すとおり先行有利と言いたいところだが、2014~2015年は4角8番手以下同士のワンツー。2016・2019・2024年の1着馬は向こう正面や3角からの押し上げ、2017年の1着馬は2~3角が3~4番手、2023年の1着馬は2~4角11番手からの差し切りと、近年において2~3角が2番手以内だった馬は勝ち星に恵まれない状態。展開によって大きく優劣が分かれるレースととらえたほうが無難である。
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