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ライオンボスが勝った2019年のアイビスサマーダッシュが自分のデビュー戦だったか。記憶力は良いほうだが最近のことは意外に覚えておらず、ホントにそうかは判らぬ。
ウマニティの編集者の方と打ち合わせさせて頂き、「競馬格言、面白そうだ」となり、やってみますか……となったが、当初から危惧されたのは「競馬格言などそもそもそんなに数があるか?」ということだった。記事も最初の頃は今みたいな内容ではなく、もっと格言につながる実際の過去のレースの話とかを書いていたように思う。そのうちにネタが尽き、聞いたことがあるような無いような“未公認格言”のカードを切り、格言と言うのはおこがましく思えたので記事名を「格言」から「金言」に変えた(笑) この頃にはもう今のスタイルが出来上がり、読者の方も(またのら~りがアホ言ってらぁ)という空気が出来てきた。
一体これまでどのくらい駄文を書いたのか? ザックリ計算してみた。スタートが正解ならボチボチ6年近く続けたことになる。障害を除けば中央競馬の重賞は年間およそ130。2日酔いで書けなかったことも数回あるが、恐らくこれまで書けなかった数は10に満たない。6年なら130×1200字(金言は毎回必ずピタリ1200字と決めている)×6で93万6000字。アイビスサマーダッシュまではまだ重賞が10近くあるので、これと2日酔いで書けなかったのを10として20引くと24000。面倒なので36000字削ればこれまで90万字書いたことになる。400字詰め原稿用紙で2325枚、夏休みの読書感想文なら775人分。原稿用紙の1マスは1㎝なので地面に字を書き続けたらその距離9.3㎞(笑) これは凄い。
同時に9.3㎞歩けと言われたら絶対に嫌だが、9.3㎞書けと言われたら意外に書けるな……などと感心してしまった。
さて、途方もない量に達していたのは私の駄文だが(笑)“途方もない”と言えば競馬だ。今週日曜東京メインは府中牝馬ステークスだがこのレース、「途方もない金言」で勝ち馬予想をしてみよう。では今週の金言を紹介する。
曰く「府中牝馬ステークスは途方もない馬を狙え」。
「途方もない」を辞書で引くと「常識では考えられない」とある。中央競馬は約80%が単勝1~8番人気の組み合わせで決まるが、この府中牝馬ステークスは1~8番人気の中では最も来にくい8番人気を含め、それ以下の人気の馬が近10年で7回も馬券に絡んでいる。付加条件は①前走重賞で馬券圏外または②OP特別を含む条件戦で3着以内のいずれか。ここを狙えば良い。
シングザットソングは前走ヴィクトリアマイル10着大敗。しかし2走前は愛知杯で2着していて、重賞でもやれることを証明済み。ここは人気になりそうにもないので狙い易い。
途方もない、で以前仕事に遅れてきたアルバイトの大学生の言い訳を思い出した。遅れた理由を聞くと彼はしばらく考え、こう言った。
「地底人に出くわしまして……」
宇宙人とかではなく、地底人だ。面白かったので許したのは言うまでもない(笑)
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