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2020年無敗3冠コントレイルの産駒、初年度から注目 キセキ産駒は舞台問わぬ活躍を期待

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2020年無敗3冠コントレイルの産駒、初年度から注目 キセキ産駒は舞台問わぬ活躍を期待

今週からいよいよ2025年の2歳新馬戦がスタート。今年、もっとも注目の新種牡馬は、もちろん2020年に無敗でクラシック3冠を制したコントレイルだ。父は言わずと知れた大種牡馬ディープインパクト。母ロードクロサイトはJRA未勝利ながら、祖母フォルクローレは米GⅠBCジュベナイルフィリーズの勝ち馬という良血馬。産駒は父に似てスラリときれいな馬体で、良質な筋肉の持ち主が多く、評判は上々。残念ながら新馬戦開幕週に産駒はいないが、来週以降のデビューを心待ちにしたい。

キセキは2017年の菊花賞馬。それ以外にもGⅠ2着が4度と中距離で高いレベルの能力を示した。祖母ロンドンブリッジは桜花賞2着、近親にオークスダイワエルシエーロなど活躍馬が多数いる。舞台を問わずにさまざまなタイプの産駒を出しそうだ。

クリソベリルはいい末脚を武器にダートのGⅠ級を4勝した。近親にはクリソライト、アロンダイトなど砂の強豪はもちろんエリザベス女王杯を勝ったマリアライトがいて、配合次第で芝で走る産駒も出そう。ダート3冠路線が整備され、人気を集めている。

ダノンスマッシュは短距離王国の香港でGⅠ勝ち。ロードカナロアの後継種牡馬となる可能性を秘める。タニノフランケルは母が日本ダービーを制したウオッカ。父も欧州の名マイラーフランケルで、ハマれば大物を出しそうだ。


今年産駒がデビューする主な新種牡馬

インディチャンプ 2015(安平、鹿毛)

ステイゴールド 母ウィルパワー 母の父キングカメハメハ 新冠・優駿SS 67頭

4歳時にマイルGI春秋連覇。近親に安田記念Vリアルインパクトなどスピード型の母系に父が成長力を補給。父母の長所をバランス良く取り込み種牡馬価値は高そう

■ヴァンゴッホ 2018(米国、鹿毛)

父アメリカンフェイロー 母イマジン 母の父サドラーズウェルズ 浦河・イーストスタッド 58頭

マイル仏GI勝ち。米3冠馬の父は種牡馬でも活躍中。母は英オークス馬でその半兄に英愛ダービー馬ジェネラス、一族に皐月賞ディーマジェスティなど水準は相当

キセキ 2014(日高、黒鹿毛)


ルーラーシップ 母ブリッツフィナーレ 母の父ディープインパクト 日高・ブリーダーズSS 50頭

菊花賞馬で他にGI2着4回。日本屈指の牝系を祖にする父に祖母が桜花賞2着、その産駒にオークスダイワエルシエーロ。クラシック戦線を意識できる血統構成だ

クリソベリル 2016(安平、鹿毛)

ゴールドアリュール 母クリソプレーズ 母の父エルコンドルパサー 安平・社台SS 112頭

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デビュー6連勝でチャンピオンズCを制するなどダートGI級4勝。半姉に宝塚記念&エ女王杯勝ちマリアライトで芝、ダート不問。多様なタイプの産駒が期待できる

コントレイル 2017(新冠、青鹿毛)

ディープインパクト 母ロードクロサイト 母の父アンブライドルズソング 安平・社台SS 130頭

父子2代による無敗の3冠馬で他にホープフルSジャパンC勝ち。祖母が米2歳女王の良質な母系を父がスケールアップさせている。種牡馬として父を越えるか注目


■タニノフランケル 2015(愛国、青鹿毛)

父フランケル 母ウオッカ 母の父タニノギムレット 新ひだか・レックススタッド 33頭

英国馬の父はマイルを中心にGI10鞍を含む14戦全勝で日本の産駒にオークスソウルスターリング。母は日本ダービーなどGI7勝の女傑。限りない可能性を秘める

ダノンキングリー 2016(浦河、黒鹿毛)

ディープインパクト 母マイグッドネス 母の父ストームキャット 安平・社台SS 44頭

安田記念勝ちで半兄ダノンレジェンドJBCスプリント勝ち。キズナなど成功例が多数の父ディープ×母の父ストームキャットの配合は種牡馬としても信頼度は高い

ダノンスマッシュ 2015(新ひだか、鹿毛)

ロードカナロア 母スピニングワイルドキャット 母の父ハードスパン 日高・ブリーダーズSS 106頭


高松宮記念香港スプリント勝ち。短距離王の父と祖母が米3歳女王の母系もスピードが優勢。産駒数からもわかるようにSS系を筆頭に多様な繁殖牝馬と交配が可能

ダノンプレミアム 2015(新ひだか、青鹿毛)

ディープインパクト 母インディアナギャル 母の父インティカブ 新ひだか・アロースタッド 94頭

朝日杯FS勝ち。マイル~中距離を舞台にトップ戦線で活躍した。欧州型の母系は傑出馬こそいないが、安定感がある血脈で繁殖相手の持ち味を存分に引き出しそう

■フィレンツェファイア 2015(米国、鹿毛)

父ポセイドンズウォリア 母マイエヴリウィッシュ 母の父ラングフール 新ひだか・アロースタッド 62頭

2歳時に米ダート8ハロンのGI勝ち。米国の名種牡馬スパイツタウンの血を引き短距離~マイルで長く活躍した。ダンジク系の母系でさらにスピード色が濃くなっている

■ベンバトル 2014(英国、鹿毛)


父ドバウィ 母ナーレイン 母の父セルカーク 新冠・ビッグレッドファーム 74頭

世界的な名種牡馬ドバウィ産駒でドバイターフなどGI3勝。母は英国3歳女王で産駒に昨年の英1000ギニー勝ち馬。3月にデアリングタクトの牡馬が誕生している

■ポエティックフレア 2018(愛国、鹿毛)

父ドーンアプローチ 母マリアリー 母の父ロックオブジブラルタル 安平・社台SS 37頭

マイルの英GI2勝。父は大種牡馬ガリレオ系で強力な血が連なっている。母の父が世界的な名マイラーで器は相当なもの。強力なスピードをどこまで産駒に伝えるか

マテラスカイ 2014(米国、栗毛)

父スパイツタウン 母モスタケレー 母の父ラーイ 日高・ブリーダーズSS 84頭

2018年プロキオンS(中京ダ7ハロン)で現在もJRAレコードとして残るタイムでV。ダイレクトに米国型のスピードが全面に出た血統構成だ。昨年に腸捻転で世を去る


■ミスチヴィアスアレックス 2017(米国、鹿毛)

父イントゥミスチーフ 母ホワイトパンツナイト 母の父スパイツタウン 新ひだか・JBBA静内種馬場 89頭

米ダート7ハロンのGI勝ち。2019年から6年連続で米リーディンサイアーの父に母の父も多くのGI馬を出す名種牡馬。スピードとパワーが満載の配合で成長力も豊富だ

 


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