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【伊吹雅也】―本質を見抜く的確なデータ分析
ウマニティ、JRA公式HPをはじめ、多数の競馬媒体で鋭い見解を披露。独自、かつ的確なデータ分析で目から鱗の穴馬を推奨する伊吹雅也プロに、宝塚記念の予想についてお聞きしました。
―予想のポイントをお願いします。
血統が明暗を分けることになるかもしれませんね。
―どのあたりに注目するべきでしょうか。
京都芝2200m外回りで施行された2024年を含め、ミスタープロスペクター系種牡馬の産駒は2021年以降[1-0-1-13](3着内率13.3%)、ステイゴールド系種牡馬の産駒は2021年以降[0-1-0-7](3着内率12.5%)、ディープインパクト系種牡馬の産駒は2021年以降[0-0-2-14](3着内率12.5%)と、それぞれ安定感を欠いていました。
―3着内率10%台は手を出しづらいですね。
さらに言うと、父がステイゴールド系・ディープインパクト系・ミスタープロスペクター系の種牡馬、かつ“同年の、JRAの、G1のレース”において1着となった経験がない馬は2021年以降[0-1-0-33](3着内率2.9%)。同年の天皇賞(春)や大阪杯を勝っているような馬でないかぎり、これらの父系に属する種牡馬の産駒は評価を下げるべきでしょう。
―ありがとうございます。馬券対象馬を絞り込む際、血統面以外に有益なデータがありましたらお願いします。
近年の宝塚記念は、基本的に前走好走馬が優勢です。前走の着順が3着以下・競走中止だった馬は2021年以降[0-2-1-38](3着内率7.3%)とあまり上位に食い込めていません。
―馬券内は3頭だけですか……。
ちなみに、3着以内となった3頭は、いずれも前走の条件が“JRAの、G1”、かつ前走の距離が2400m未満だった馬でした。今年のメンバー構成なら、前走で連対を果たしている馬と、大阪杯からの直行組を重視したいところです。
―阪神芝2200mという条件で評価を上げるべき馬、反対に評価を下げるべき馬はいるでしょうか。
ゴール前の直線が短い内回りのコースですから、末脚を活かすような競馬しかできない馬は疑ってかかりたいところですね。宝塚記念も、京都芝2200m外で施行された2024年を含め、前走のコースが国内、かつ前走の4コーナー通過順が7番手以下・競走中止だった馬は2021年以降[1-0-0-17](3着内率5.6%)と苦戦しています。前走の4コーナー通過順が14番手だったヨーホーレイクあたりは、過信禁物と見るべきでしょう。
―これまでのお話をふまえ、軸候補はどの馬になりますか。
レガレイラはスワーヴリチャードの産駒で、前走の着順は1着、前走の4コーナー通過順は3番手でした。これまでに挙げた3つの条件をすべてクリアしていますし、いかにもこのレースが合っていそうなタイプです。
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―グランプリ連覇を期待したいですね。相手の筆頭もお願いします。
ベラジオオペラも、前走の着順が1着、前走の4コーナー通過順が3番手と2つの条件をクリアしています。父はミスタープロスペクター系に属するロードカナロアですが、年明け以降のG1を勝っている馬なので、ある程度は素直に信頼して良いのではないかと思います。
―前走の大阪杯勝ちは鮮やかでしたね。ヨーホーレイクは過信禁物ということでしたが、ほか人気サイドで嫌えそうな馬はいるでしょうか。
アーバンシックは前走の日経賞で3着に敗れているうえ、当時の4コーナー通過順が7番手。ギリギリのところではあるものの、先ほど挙げた3条件のうち2つをクリアできていません。押さえておくに越したことはないと思いますが、オッズ次第では扱いに注意するべきでしょう。
―小回りで買うとなると少し怖いですね。穴っぽいところで狙えそうな馬がいましたらお願いします。
ソールオリエンスはキタサンブラック産駒で、前走が大阪杯でした。先行力が高くないとはいえ、今回のメンバー構成においては強調材料が比較的多い一頭です。前走よりもさらに人気を落としそうな雰囲気ですし、おそらく距離はこれくらいがベスト。一変を警戒しておいたほうが良いと思います。
―馬券内なら昨年の宝塚記念2着以来になりますね。挙がった馬以外に注目馬がいましたらお願いします。
父がスクリーンヒーロー、かつ前走が大阪杯だったボルドグフーシュも、ソールオリエンスと同等くらいには高く評価できる馬です。6歳とはいえまだキャリア15戦ですから、人気が落ち切った今回は狙い目かもしれません。
取材後記:挙げていただいたデータでほかの出走馬も吟味できそうです。危険な人気馬をうまく切って買いたいですね。
【霧】ー25週キングの座に君臨!競馬予想界のファンタジスタ
出走馬間の力関係の把握と豊富な血統知識により、コンスタントに人気薄の激走を見抜く霧プロ。今年の宝塚記念はどう映っているでしょう?
―本命はお決まりですか。
何頭かに候補を絞っている段階ですね。
―上位評価だとどの馬になるでしょう。
―ベラジオオペラ、ヨーホーレイク、ボルドグフーシュ、ロードデルレイ、ドゥレッツァあたりです。
―ベラジオオペラは大阪杯1着から臨戦です。
どんな条件でも崩れにくく、置きにいく予想をするならこの馬ですよね。
―道悪にも距離にも実績がありますね。ベストとなると2000mの高速馬場ですか。
はっきり言いにくいですが、内回り向きなのは間違いないかなと。今回は出遅れ癖をもつ馬が多いので、よりスタートセンスが活きそうです。あと、大阪杯を連覇しましたけど、去年より明らかに強くなったと思いますよ。ちょっとうまくいき過ぎましたが。
―安定感ならベラジオオペラですね。大阪杯組から2着ロードデルレイ、3着ヨーホーレイク、8着ボルドグフーシュも上位評価に挙がりました。
大阪杯はロードデルレイが本命だったんですよ。
―インにいた勝ち馬に対し、外を回るかたちでした。
今年のパフォーマンスならG1を勝っても不思議ないですよね。
―懸念材料はありますか。
道悪が未知数な点ですかね。血統面だと母は重馬場が上手な馬でしたし、近親にはタフな馬場の宝塚記念を好走したダノンバラードもいて、そこに父ロードカナロアとなると、こなせそうな感じもしますが、何しろ経験がないので……。あと、1週前追い切りがやたらと強かったんですよね。
―ああ、少し気になっていました。この馬とローシャムパークはすごい時計でしたね。
単純に調子がよくて動けているのか、オーバーワークなのか難しいところで、そのあたりは陣営のコメントにも注目したいですね。ローシャムパークは、田中博厩舎なら何か考えがあるのかもしれませんが、良馬場のほうがいいと思います。
―ヨーホーレイクはどのあたりを評価されますか。
大阪杯の内容というより、ひとつ前の京都記念をプラス20キロ、かつ調教も動いていないなか勝ち、大阪杯の526キロでも長期休養後より太いんですよね。
―7歳馬ですけど出走回数が少ないですし、上積みがあるとなれば怖いですね。
ディープ産駒でもキレを活かすのではなく、小回りや重馬場など馬力に長けたタイプで、実際指数の高いのは中京や中山なんですよね。気性は前向きでも距離短縮の毎日王冠で脚が溜まらず、長い距離のほうが向く見立てです。道悪の小回り、2200mはベストに近いかもしれません。
―ボルドグフーシュも同じく、高齢馬の大阪杯組ですね。
8着でしたが、悪い走りには映りませんでした。いい頃は距離ロスがあろうとなかろうと3、4コーナーで捲りに入り、ほかの馬が苦しくなる坂の部分で自身はもうひと伸びという戦法でしたが、休養後はなかなかそのかたちを作れず、そもそも復帰初戦のチャレンジCと次のAJCCは坂路とプールでしか調教していません。
―そんななか、大きく負けていませんね。
チャレンジCこそ捲っているんですが、ハイペースのなかいち早く動いて、AJCCは3、4コーナーで他馬に前に入られ、大阪杯は動きにくい最内枠を引いてしまい、直線で挟まるようなシーンもありました。今回鞍上の内田騎手は「勢いがつくと止まらない馬」と評価しているので、うまく乗ってくれそうです。
―前走大阪杯組以外から、上位評価に唯一ドゥレッツァが挙がりました。
シンプルに強いという判断で、想定オッズと自分の認識にずれを感じます。条件戦も走りもよく、菊花賞は強かったですし、ジャパンCでは本命を打ちました。
―どう乗るのがいいんですかね。前残りを差し切った日本海Sの印象がわりと強いのですが。
ただ、ジャパンCやドバイシーマCは若干キレ負けした感じもあり、スタートがやや不安定で難しいですが、ハナまであったりするのかなと。新馬戦以来ずっと良馬場ですし、馬場適性も含め走ってみないとわからない部分はあって、熱中症で大敗していることや右回りだとササる面も気になりますが。
―人気サイドだと、アーバンシックやレガレイラは挙がりませんでした。
アーバンシックはとにかく出遅れますよね。菊花賞だけ見れば本当に強い馬ですけど、日経賞の走りから道悪を得意とも思えず難しいところです。レガレイラもゲート内のお行儀が悪く、そこは懸念ですね。有馬記念はいまいちのスタートでしたが、結果的にいいポジションにハマりました。できれば嫌いたいですが、調教は動いているんですよね。
―メイショウタバルの逃げ粘りはありますかね。
よほどほかの馬が苦にする道悪になり、かつコントロールの利いた逃げを打てればですかねえ。
―道悪具合で一考程度ですか。雨が降ったらソールオリエンスは売れそうですね。
ただ、阪神だと道悪でもどうかという感じです。去年の宝塚記念(2着)で本命を打てたのは京都だからなんですよ。
―反対に、良馬場ならという馬はいますか。
ジャスティンパレスは狙ってみたいですけど、ソールオリエンスと同じくコーナーで加速がつかないので、阪神より京都のほうがいいでしょうね。最内枠でも引いて、コーナーリング性能をごまかせればいいんですけど。
―最後に、前走天皇賞(春)3着のショウナンラプンタについて一言お願いします。
距離短縮は歓迎しますが、毎回後方から外を回すかたちになるんですよね。能力的には通用していいと思っていますよ。
取材後記:枠順や馬場、展開ひとつでがらっと着順が変わりそうで難しいですね。最終結論にも注目です!
以上、宝塚記念への見解と注目馬を紹介しました。穴っぽいところから、共通してボルドグフーシュの名前が挙がりました。お二方の軸候補とともに注目ですね。それでは、また来週お会いしましょう。
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