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【ヴィクトリアM 柴田政人のGⅠ見どころ解説】東京マイルは好位で脚をためて抜け出す競馬が理想 レベルが高い4歳世代のアスコリピチェーノが最有力候補だ
今週の「GⅠ見どころ解説」は春の女王決定戦、ヴィクトリアマイル。ジョッキーとして数々の大レースを制し、調教師としても活躍した柴田政人氏(76)がポイントや見どころを語った。直線の長い東京コースが舞台だが、道中でペースが緩むためにスタートが大事と指摘。レベルの高い4歳世代から、アスコリピチェーノを注目馬として挙げた。
春の古馬牝馬ナンバーワン決定戦として創設されてから今年で20回目。以前は上半期に古馬牝馬のこれといった目標がなく、牡馬相手の厳しい戦いを強いられていた。それだけに、このレースができた意義は大きかったと思う。
舞台となる東京芝1600メートルで気をつけたいのはスタートだ。直線が長いので多少の出遅れは挽回できるのでは―と思う方もいるだろうが、府中のマイルはペースが緩みがち。最後の直線を向いても馬群が凝縮していて、後方からではさばけずに脚を余してしまう場合もある。大外を回っての直線一気も決まりづらく、しっかりと好位で折り合って脚をためて抜け出す競馬が理想だ。
また、今年のメンバーを見渡すと4歳勢の充実ぶりが際立つ。天皇賞・春で1~4着を占めたように、現4歳世代は牡馬、牝馬ともレベルが高いと思っている。昨年のJRA賞最優秀3歳牝馬チェルヴィニアや有馬記念を制したレガレイラが不在でも、主力を形成するとみていいだろう。
最有力候補とみているのは4歳のアスコリピチェーノだ。阪神JF制覇に桜花賞、NHKマイルCで2着と、この距離での実績は抜きんでている。前走・1351ターフスプリントは距離的にやや忙しい印象も受けたが、ゴール前できっちりとウインマーベルを捕まえたあたりに勝負強さを感じた。好位で競馬ができるのもコース形態にマッチしている。後続の目標になりそうだが、そこはルメール騎手がきっちりもたせるだろう。同世代では重賞3勝のクイーンズウォーク、連勝中で勢いのあるアドマイヤマツリも上位候補だ。
年長馬ではシランケドが気になる。休養を挟みながら3連勝中で、M・デムーロ騎手がうまく手の内に入れている。マイルは初めてだが、先に触れたようにペースが緩むようなら2000メートル近辺がベストの馬にも十分にチャンスはあるはずだ。レーン騎手がアスコリピチェーノを徹底マークするような形で運びそうなアルジーヌも、怖い一頭になる。
■柴田 政人(しばた・まさと)1948(昭和23)年8月19日生まれ、76歳。青森県出身。岡部幸雄、福永洋一氏らと同期で67年3月に騎手デビューし、95年2月の引退までに中央競馬通算1767勝、重賞89勝。ウイニングチケットで制した93年日本ダービーなど数々の大レースで優勝した。調教師に転身して96年に厩舎を開業し、2019年の定年までに通算191勝。サンケイスポーツで調教師時代から重賞観戦記『柴田政人の目』を連載中。
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