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【ヴィクトリアマイル2025】ズバリ!調教診断(水曜追い切りチェック) アスコリピチェーノ 追い切りを重ねるごとに良化!ボンドガールも状態の良さをアピール!

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【ヴィクトリアマイル2025】ズバリ!調教診断(水曜追い切りチェック) アスコリピチェーノ 追い切りを重ねるごとに良化!ボンドガールも状態の良さをアピール!

日曜日に行われるヴィクトリアマイルの登録馬の水曜追い切りについて、1頭ずつシンプルに考察していきます(出走馬決定順1~18位の追い切り映像が確認できた馬に限る)。予想の際にお役立てください。なお、出走馬確定後に最終版記事を改めて掲載します。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階

アスコリピチェーノ【A】
美浦W併走。1週前の3頭併せでは最先着を果たした一方で、ゴール前はまっすぐ走れておらず、少し課題の残る内容だったが、今回はそのあたりを修正。最後までしっかり動けるようになり、促しに対する反応も素早くなった。ゴール前の伸びやフォームのバランスも良く、追い切りを重ねるごとにステップアップしている印象。力を出せる態勢と判断したい。

アドマイヤマツリ【B】
美浦W併走。前の僚馬2頭を目標に折り合いをつけ、ラストを伸ばす内容。福島牝馬Sの当該週と比較すると、推進力が上に逃げる完歩が目立たなくなったし、馬場に対するアプローチも良好。ゴール前後の伸びも悪くなかった。エンジンのかかりが遅めの点は少し気になるが、前走よりデキが劣るという印象はない。この馬なりに順調だろう。


アリスヴェリテ【C】
栗東坂路単走。舌を出しながらの走りは相変わらずだが、それでも直線序盤から力強い脚さばきで登坂。追われると少し右に意識が働き、ギュンと加速できないが、坂路調教ではいつもこんな感じ。動きの質はマーメイドSを勝ったときとそう変わりない。ただ、当時はハンデG3で50キロの恵量、今回は定量のG1。その点を勘案すると、もう一段階上の変わり身がほしいところではある。

クイーンズウォーク【B】
栗東CW単走。直線序盤は首と脚の連動性が低く、口向きの悪さも少し見せていたが、それは勝った金鯱賞の当該週も同じ。中盤以降はバランスが良くなり、ゴール前後はこの馬らしい大きなフォームで走れていた。東京への輸送を考慮してか、前走の中間より強い負荷をかけた稽古が少ない点は気になるが、動き自体の質が劣るという印象はない。悪くない仕上がり。

クリスマスパレード【B】
美浦坂路単走。コーナーでの走りは少しぎこちなく映るものの、直線に向くと力強い脚さばきで登坂。手前替えの際、頭が左右に少しブレたがマイナス視するほどではない程度。ラストの伸びも悪くなかった。コーナリングは右回りのほうがスムーズに思えるが、直線+坂での活発な動きを見るに体調は良さそう。その点を評価してのB判定。

サフィラ【B】
栗東坂路単走。例によって当該週はテンション面を考慮して、サラッと流す程度の調整。若干の硬さは見られるものの、脚さばき自体は軽快。この馬とすれば落ち着いて走れているし、前後のバランスも悪くはない。この追い切りだけを切り取ると評価するに難しいが、1週前の動きは上々だった。それを加味してのB判定としたい。

シランケド【B】
栗東坂路単走。抑えられていたこともあってか、直線序盤のトビは小さめだった。だが、徐々に首と体の使い方が良くなり、それにつれて推進力もアップ。トビも大きくなった。ひと頃の掛かり癖が薄れ、以前ほど折り合いに苦労していない点も評価できる。このあとの微調整で、さらに上向くようなら面白い存在になりそうだ。

シングザットソング【C】
栗東坂路単走。頭を上げて力みがちの走りは相変わらず。それをなだめるのに鞍上は、直線中盤あたりまでひと苦労。しまいで鞍上が手綱を緩めると、フォームがある程度安定して加速したが……。昨年の当レースで近しい様子だったテンハッピーローズが激走劇を演じたとはいえ、高評価しにくい内容なのは確か。調教観点的に強調はしづらい。

シンリョクカ【B】
美浦W併走。内の僚馬が行きたがって早々に前へ出たが、あわてることなく自身のリズムをキープ。鞍上の指示に対しても従順。ひと頃の硬さが薄れて身のこなしが軽くなり、本来の前後の連動性が高い走りを取り戻しつつある印象。絶好調には至らないかもしれないが、稽古の動きだけをとれば、前走の当該週より良く見える。

ステレンボッシュ【B】
美浦W併走。外のパラレルヴィジョンに対して、道中の手応えの面では若干譲るかたち。ただ、これでも首や肩回りの厚ぼったさが目についた前走の中間と比べれば、体の使い方やラストの反応は良くなった。もう一段上の走りがありそうという感じを残しているため、判定はBにとどめておくが、このあとの微調整でグンと上向く可能性もある。本番当日の気配を注視したい1頭だ。


ソーダズリング【B】
栗東坂路単走。流す感じのセーブ気味の内容。直線序盤の手前替えの際にバランスを崩したものの、立て直してからは頭の位置が安定して適度な気合乗り。もともと追い切りでは良く見せるタイプゆえ、前走から劇的に変わった印象こそないが、ブレの少ないフォームでまっすぐ登坂する姿から体調面に問題はなさそう。順調ととらえてもいいのではないか。

ボンドガール【A】
美浦坂路単走。控えめな調整ということもあってか、コーナーでは少し行きたがるしぐさを見せていたが許容範囲の部類。極端に折り合いを欠いている感じはなく、この馬とすれば直線での手前替えもスムーズ。ひと頃の硬さが改善されて、スラッと脚をきれいに見せているのもいい傾向。外ラチ沿いをリズミカルに登坂する様子から、状態面の良さがうかがえる。高く評価したい。

マサノカナリア【C】
栗東坂路単走。しまいをサッと伸ばす程度の調整。1週前に強く追われた効果もあってか、当時の重たさを感じた部分は解消されつつある。ただ、少しバラつきのあるフォームは変わっていないし、ラストで手前を戻した点も気がかり。今回のメンバーとの横比較で、やや非力な面が目についてしまう内容。この追い切りを見る限り、善戦を超えるイメージまでは浮かんでこない。

ラヴェル【B】
栗東CW単走。中2週だった前走よりも間隔があいていることもあって、そのぶん乗り込み量が増えたせいか、大阪杯の当該週より活気があるように映るし、力感もアップした印象を受ける。あと少しラストの反応に鋭さがあれば、といったところだが、本来の動きに近づきつつあるのも事実。おおむね態勢は整ったと判断してよさそうだ。

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ワイドラトゥール【B】
栗東芝単走。テンションを上げないように余裕をもたせた内容。鞍上が抑えていたこともあって、直線序盤は首の高さや硬さが目についたが、その一方で折り合いを欠いている様子はなく、フォームの乱れも少ない。ラストは小柄な馬なりに四肢を使って前向きに走れていた。1週前は活発な動きを見せていたように、決して調子は悪くない。及第点の仕上がりだろう。


【調教予想からの注目馬】
アスコリピチェーノ ボンドガール


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