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「……ハァ……中学校の教科書も随分変わったなぁ……」
中学部の教科主任がため息をついた。
「のら~りさんの時代の中学校の理科の教科書って、どんなタイトルでした?」
(タイトル? しかも理科? ^^;全く覚えてないが……)と思いつつ、テキトーに
「中学校理科、とかじゃないすか? そもそも教科書のタイトルなんてそんなにバリエーション無いでしょ?」
と答えた。
教科主任「ですよね? 大体「新しい科学」とか「理科の世界」とか相場は決まってるんです。教科書のタイトルなんて……」
私「それがどうかしましたか……?」
主任「いや、教科書改訂のタイミングで、市内の中学校が一斉に採択会社を変えまして。主だった中学校の採択する理科の教科書のタイトルが凄いんです。何だと思います?」
なんぼ考えても分かる筈もない(笑)。ちょっと考えたフリをしてテキトーに答えた。
「……お茶の子さいさいサイエンス、とかですか?」
すると主任、こともあろうかビックリした顔をした。
「惜しいっ!」
(惜しいんかいっ!? 笑)思わず身を乗り出す。
主任「まぁ、ある意味惜しいです。未来へ広がるサイエンス、なんですよ(笑)」
未来へ広がるサイエンス……。たしかに凄い。そんなタイトル、聞いたことがない。それがOKならこの際英語も「Funky Monkey English」にして、国語も「言の葉のこころ」に変え、数学も「数と図形の世界の航海」にしよう。社会は?「人の世界の成り立ちと未来」だな(笑)……なんてニヤニヤしていたら主任に悟られた。
「今、何かロクでもないこと考えてたでしょ(笑)」
さて、思い切った名称変更はとある理科の教科書だが、「思い切り」と言えば競馬だ。今週日曜東京競馬場のメインはフローラステークスだが、このレース、思い切りが肝心。「思い切り金言」で勝ち馬を見極めよう。では金言を紹介する。
曰く「フローラステークスは思い切って1番人気を切れ」。
フローラステークス近10年の結果を見てみると、1番人気はわずか1勝。3着までで見ても3回で馬券圏内率30%と極めて分が悪い。ならば何番人気が狙い目かと言えば、それは2勝を挙げ、近10年では70%の確率で馬券絡みしている「2番人気」馬だ。ここを買えば良い。
ロジャリーマインは想定上位人気。賞金や経験を考えると、ヴァルキリーバースあたりの2番人気になる可能性が高く、そうなれば父エピファネイア、母の父ディープインパクトは申し分ない血統背景で、ノーザンファーム生産、キャロットファーム所有もクラシック上位の匂いがプンプンだ。
くりーむしちゅー(旧海砂利水魚)、ダウンタウン(旧ライト兄弟)など名前を変えて成功したというパターンはお笑いユニットでも結構ある。ただ名前を変えればいいというワケでもないが、教科書も話のネタになるくらい面白いタイトルがあっても良いと思う。よし決めた。俺も入試演習講座のユニークな名前を考えて提案してみよう! まぁ、採用はされないだろうが……(笑)
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