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「私って○○な人じゃない?」
最近よく聞く言葉だが、たとえば“神経質”、“こだわりが強い”……などいかなる言葉が○○に入っても大抵私は思う。
(知るかよ、そんなの(笑))
「○○な人」という言い方は普通、自分を表現するのには使わない。「自分以外の誰か」を客観的に見た時に使うのであり、自分のことを説明するのには適していない。ところがどういうわけか、最近この言葉をよく聞く。
「ジョハリの窓」をご存知だろうか。自己分析をするのに使うモノで、人間には“4つの自分”が存在するという考え方だ。漢字の「田んぼの田」を書き、左上のマスの上枠外に「I know」と書き、右上のマスの上枠外に「I don’t know」と書く。次に左上のマスの左枠外に「They know」と書き、左下のマスの左枠外に「They don't know」。これで準備は完了。左上のマスの意味は「I know and They know」で「自分も他人も知っている自分」で、右上のマスは「I don’t know but They know」で「自分は気づかぬが他人に見えている自分」。同様に、左下のマスは「自分に見えても他人に見えない自分」で右下のマスが「自分にも他人にも見えない自分」。自己分析で右下のマスが埋まることは無いが他は他人と話すことで埋められ、自分という人間をより客観的に知るには便利なツールだ。
このジョハリの窓で言うと冒頭の「私って○○な人じゃない?」は左上か左下のマスの自分について他人に同意を求める行為で、左上なら問題ないが、多くの場合左下(自分だけが知っている自分)だったりするから厄介だ(笑)。
かく言う私も、他人の気持ちを慮ることはそんなに得意ではないが「私って○○じゃない?」と聞くと思ってしまう。(そうなの? ちゃんと周りの空気読んで言ってる?)と。
さて、周りの空気を読まずに出てくる言葉は「私って○○じゃない?」だが「空気を読まない」と言えば競馬で今週日曜メインのひとつ、東京新聞杯は“空気を読まない”馬が強いレース。今週は「空気読まない」金言で勝ち馬予想しよう。金言を紹介する。
曰く「東京新聞杯は空気を読まない馬を狙え」。
馬に自分の人気を知れというのは酷だが、馬券を買う側からすれば読んで欲しい空気がそこにあるのもまた事実。大レースで人気馬が勝てばスタンドからはコールが起こるが、よくわからない馬が勝つと一瞬スタンドは静寂に包まれる(笑)。
1~3番人気が“上位人気”なら、東京新聞杯近5年の3着以内馬で“上位人気”だった馬はわずか4頭で残り11頭は4番人気以下。つまり“空気を読まぬ”馬の活躍が多いレースだ。
サクラトゥジュールは昨年の勝ち馬。昨年も7番人気だったが今回もこの馬が3番人気以内に推される可能性は低い。しかし、東京芝の成績は8戦6連対と相性良く、58kgの斤量も他に比べ有利で、2年連続好走の可能性はおおいにありそうだ。
「俺って東京得意じゃん?」
そう言いながら並み居る人気馬を蹴散らし、昨年の再現Vのごとく、快勝してはくれまいか……(笑)。
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