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<栗東トレセン>
ダンツエランはファンタジーSで重賞初制覇。マイルの新馬戦を勝っており、距離延長に不安はない。本田調教師は「変わりなく順調にきている。前走は前に目標を置いて運べたのが良かった。素直で競馬センスがいいところが長所。GⅠでどれだけやれるか」と期待を寄せた。
アルマヴェローチェの前走は中団のインから鋭く伸びて2着。操縦性の良さと高い競馬センスをアピールした。上村調教師は「前走は牡馬を相手にいい競馬。ひと月前にこっちに戻して順調にきているし、体に厚みが出た。ポイントは1600メートルがどうかというところ」と語った。
ビップデイジーの前走は中団から鮮やかに差し切り。11月27日の栗東坂路では4ハロン51秒8の自己ベストをマークしており、状態はさらに上がっている。松下調教師は「前走は1800メートルのスローペースで少し行きたがったところもありましたが、強い内容でした。まだトモ(後肢)が頼りないものの、現時点で特に注文をつけるところはありません」とうなずいた。
リリーフィールドの前走は早め先頭から押し切り。速力に優れており、距離延長に対応できれば侮れない。小崎調教師は「中間は長めからやって息を作るようにしました。かなり動けるようになっています。京都は前回で経験していますし、一瞬の脚力には素晴らしいものがあります」と力を込めた。
スリールミニョンは爆発力のある末脚が持ち味。決め手が生きる展開になれば、浮上してきそう。「元気いっぱいで体調はすごくいいですね。使いつつ前進気勢が強くなってきているので、1ハロン延長が鍵になりますが、前走で馬の後ろに入れて我慢させたことが生きてくれるといいですね」と永島騎手は期待した。
<美浦トレセン>
デビュー連勝でアルテミスSを制したブラウンラチェットは角馬場→Wコースで調整した。名畑助手は「操縦性の高さにしろ、全身を使った走りにしろ、2歳馬離れしています。先週(28日)の時計、動きともに申し分なかったし、けさの雰囲気もいいです」と競走馬としてのセンスの高さを強調したが、今回は「今回は在厩中のカイバ食いが今までで一番渋い。今週になって食欲は戻ってきたけど、関西への輸送もあるのでマイナス体重になると思う」と体重面をポイントに挙げた。
萩Sを快勝したテリオスララは、入念に調教を積んできた。「1週前の追い切りが少し軽かったので日曜にしまいしっかりやった。普段から扱いやすく、輸送も経験しているから」と田島調教師は口火を切った上で「距離短縮にどう対応するかが鍵だが、逃げてもやりあうタイプではなく、タメも利くと思う。楽しみ」と話した。
ミーントゥビーの雰囲気がいい。「自在性があり、センスの良さが武器。マイルは初めてになるが守備範囲」と期待感を示す堀内調教師は、「2週続けていい負荷がかけられた。前走同様、短期放牧明けだが、トモ(後肢)の感じがさらに良くなって状態アップ。強気なことは言えないが、いいものを秘めているので」と期待した。
<京都競馬場>
前日にダートコースで追い切ったメイデイレディは、厩舎地区での引き運動のメニュー。「追い切ったあとですが、馬体はフレッシュでカイバもよく食べており、非常にいい状態です」とリー調教師。
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