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小学生の頃、よく近所の池に食用ガエルのオタマジャクシを獲りに行った。
池は防災用の貯水池で一面に金網が張ってあったが、一部が破れている上に水中に沈んでいた。我々が池に着くと、沈んだ網の目に体を休めていたオタマジャクシが一斉に潜る。持ってきたタモを水中に沈めくだらない話をしながら待つと、時折オタマジャクシが息を吸いに上がってくる。それを素速く掬うのだ。
その池にいつも来る女の子がいた。いつも一人だった。話したことはないが私達は明らかに彼女に嫌われていて、鉢合わせるといつもイヤ~な顔をされた。
実はこの池にはオタマジャクシの他に野生の黒メダカもいたが、彼女の狙いはもっぱらこっち。メダカは警戒心が強いので、べちゃくちゃ喋りながら遊ぶ我々は彼女にとって邪魔だったのだ。
彼女はいつも食パンを一欠片持ってきて、それを小さくちぎっては池に放り込んだ。目の細かい虫取り網をパンの真下に沈めじっと身をかがめて待つ。本当にびっくりするくらい長い間微動だにせず、まるで鷺(さぎ)のように静かに待った。そうしてパンに集まってきたメダカが5~6匹になると、ものすごい素速さで網を上げる。一連の動作で彼女が捕獲したメダカは毎回1,2匹だったが、それでも水を張った飼育箱に移すと暫く満足そうに眺め、また次の獲物を狙う。我々に話しかけるでもなければ愛想もなく、それが職業であるかのように何時間でもメダカを取り続け、パンがなくなるとサッと引き上げた。
我々が彼女につけたあだ名は“メダカ女”(笑)。メダカ女は無口で無愛想だが小動物の捕獲に必要な忍耐力、敏捷さ、全てにおいて我々を圧倒し、いつでもクールだった。
さて、忍耐力に溢れ敏捷性に優れていたのは“メダカ女”だが「忍耐力と敏捷性」といえば競馬で、今週日曜京都競馬場のメイン競走みやこステークスにはその2つが必要だ。今週の金言を紹介しよう。
曰く「みやこステークスは忍耐力と敏捷性で選べ」。
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競馬における「忍耐力」は後ろでじっと待機することを意味し「敏捷性」は上がりの速さを意味する。みやこステークス京都開催の歴代好走馬のレースパターンを紐解けば、その多くが後方待機から一気の差し切りで、そういう馬に有利だと分かる。
ミッキーヌチバナは今回のメンバーで数少ない追込馬。レーティングも109と高めで前がガリガリやり合ってくれれば大きなチャンスだ。
今の家の近くに運動公園があり、その池にはメダカがいる。つい先日、散歩がてら行ってみたら子どもたちがメダカを獲っていた。懐かしく見ていると一人のおばさんが子どもたちにレクチャーをしている。池の淵に身をかがめて実践手ほどきに入ると、見事に数匹のメダカを網で掬い上げた。
思わず「おぉっ!」と声を上げ拍手をするとおばさん、ちょっと振り向いてこちらを見ながら迷惑そうに眉を寄せた。その横顔が、あの日のメダカ女にどこか似ていた。まさかとは思うが、まさかね……(笑)。
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