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イゾラフェリーチェ
半兄にG1・3勝エフフォーリアがいる良血馬。芝の新馬戦を落とすと、ダートへ切り替え未勝利戦を突破。再度芝のデイジー賞は逃げ切った。スイートピーSは1000m通過57秒5の緩みない流れを、3番手で多少折り合いを欠き9着。やや時計も速かったか。今回は関東オークスを挟み、再び芝へ。現状特筆すべきパフォーマンスはない。
カンティアーモ
デイリー杯2歳S3番人気6着、フラワーC1番人気3着。どちらも出負けから後方待機、末脚にかける競馬になった。内回り向きの器用さは感じられないものの、距離延長はマッチしそう。前走の1勝クラス突破は、大箱の東京芝1800m。この馬にしてはスタートが決まり、位置を取れたのは収穫。だんだんと大きくなっている。
ガジュノリ
新馬戦はボンドガールの組で8着だった。初勝利はデビュー4戦目、中山マイルの未勝利戦。大外枠から先行し、緩めの流れの離れた2番手に収まり、インの利く馬場も向いた。次のオープン、アネモネSは10番人気8着。前走は1勝クラスを3戦目で勝ち上がった。ここも緩い流れの2番手で展開が向き、53キロの恩恵もあった。
クリスマスパレード
新馬戦は中山芝2000m。勝ち時計2分0秒7は同コースの新馬戦史上最速。次の水仙賞を連勝するも、フローラSは3番人気4着。1000m通過59秒7とやや速く、中盤も極端に緩まないなかを、外枠から出遅れ、3番手につけたが力んでしまった。芝で見限れないように思うが、前走はダートの関東オークス9着。2戦2勝の中山で見直したい。
サロニコス
デビュー2戦目、未勝利2着の勝ち馬はフェアリーSを勝つイフェイオン。当馬は4戦目に重馬場の阪神マイルで初勝利を挙げた。前崩れの流れになったが、勝負どころは外々を押し上げ、直線は脚色が違った。タフな馬場は合いそうだ。前走の1勝クラスは緩めの流れを好位から上がり最速で差し切り。重賞初挑戦でどこまでやれるか。
ハミング
半兄に菊花賞馬キセキ、半姉にマーメイドS勝ち馬ビッグリボンがいる良血馬。新馬戦は1番人気に支持されるも4着。勝ったのは若葉賞を勝つミスタージーティーだった。近2走は未勝利(京都芝1800m)、1勝クラス(小倉芝1800m)を連勝。前走は出負けから上手くリカバリーした。新馬戦以来の2000mをこなせるか。
フォーザボーイズ
初勝利は東京芝1800mの未勝利、次は中山マイルの中山芝1600mを2着。重賞初挑戦のフラワーC(9着)は、外を回ったとはいえ、案外な伸び脚に映った。前走の1勝クラスは東京芝2000m、距離延長と速い上がり勝負に対応し1着も、1000m通過63秒3では緩すぎる。持久戦の2000mで脚を伸ばせるかどうか。
ホーエリート
初勝利は重馬場の未勝利、東京芝1800m。次の1勝クラスには東京芝2000m、皐月賞4着馬アーバンシックが勝った百日草特別を選択。スローを2番手も、上がり勝負でキレ負けした。その後、持続力勝負のフラワーCで2着に走り、内回りの中距離戦は合いそう。前走のオークスは10着も、早仕掛けからかなり外を回っていた。前進を期待したい。
ボンドガール
新馬戦は、今年のオークス馬チェルヴィニァを抑え1着。サウジアラビアRCは折り合い難を露呈し2着、ニュージーランドTも我慢を利かせ2着。NHKマイルCは直線に進路がなく、17着に終わった。前走のクイーンSは末脚にかけ再び2着。前にきつい流れとはいえ、4角11番手からよく伸びた。能力は上位、距離延長が鍵に。
ミアネーロ
今年のフラワーC勝ち馬。1000m通過60秒ジャスト、そこから後半4ハロンは12秒0が連続した。5枠5番から中団のインに潜り込むと、4角もラチ沿いをするすると上がり、直線もほぼロスなく抜けてきた。内回り向きの器用さと持続力がある。オークスは大敗も、今回の舞台は条件好転だろう。内々を上手く立ち回りたい。
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