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今から4億5000万年前に生息していたと考えられるサカバンバスピスなる魚が巷で大流行しているのだという。顔の前方に2つ並んでくっついたつぶらな瞳に、笑ったような形の、ぽかんと空いた口。魚とは言うものの、見た感じエラもはっきり見えないし、背びれや胸ビレの類もなく、あるのはうちわのような形をした尾ビレのみだ。
フィンランドの自然史博物館に展示されているというこの魚の復元模型、機会があればぜひ見て欲しいが、ひと目見たら誰でも笑ってしまうくらい間抜けな姿をしている。その姿がX(旧ツイッター)で紹介されたのをきっかけに話題となり、瞬く間に大流行し、流行りに便乗したメーカーの作ったぬいぐるみは、今や都内の雑貨屋で入荷後すぐに売り切れになるらしい(笑)。
滑稽な動物の姿が人々の間で流行るのはいつも突然で、刹那的だ。古くはエリマキトカゲに始まり、ウーパールーパーを通り過ぎ、最近ではクリオネが話題になり、ついに時代はサカバンバスピスにスポットライトを当てた。人が人を笑わせるのとは異なり、動物たちにはその気の欠片もなく、ただただ一生懸命生きているだけだが、見る方からするとその仕草や、表情がなんとも可愛らしく、話題が話題を呼び、あっという間に全国民を巻き込んだ大ブームとなる。しかし、一定期間をすぎれば、そんな生き物が地球上にいることすら忘れたかのように、ブームは沈静化し、あとには大量のグッズや関連商品の山が残される。
今から5年後、サカバンバスピスの名を日常生活で発する人の数はどれほどいるだろうか…。そんなことをふと考えた。
さて、突如流行って沈静化すると言えば競馬も一緒。かつてのハイセイコーが、オグリキャップが、そしてグラスワンダーがそうだったように、歴史において当世の血統事情を無視して生まれてくる強い個体は、いつでも“突如”現れ、大ブームを作った後、数年後には何事もなかったかのように沈静化する。そして今週日曜、西日本エリアで行われるメイン競走、阪神ジュベナイルフィリーズにも、そういう“時勢をわきまえぬ”血統馬が出走してくる。今週はそんな馬にスポットを当てた金言を紹介しよう。
曰く「力は血を超える」。
キャットファイトの父はディスクリートキャット。代表産駒を探しても、アーリントンカップ勝ち馬のオオバンブルマイが浮かぶくらいで、当世クラシックの主流血統とは到底言い難い存在だ。だがこの馬の前走、アスター賞を見ると、彼女に血を超えた無限の可能性を感じる。人気にはならぬここが狙いだ。
力は血を超えるか、超えないか。昔見た「ガタカ」という映画を思い出した。優秀な血を持つ弟と、なんの血統背景もなく、努力だけで頂点に上り詰めんとした兄。その結末は、溺れかけた“エリート”の弟を、兄が救うというストーリーだった。キャットファイトが勝てば、兄オオバンブルマイも、また息を吹き返すだろうか…。
(文:のら~り)
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