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「瑠璃(るり)の光も磨きがら」という言葉がある。「瑠璃」は和名で別の呼び方は「ラピスラズリ」。どちらかというとこの呼び方の方がイメージが湧く人が多いかもしれない。その瑠璃は仏教における七宝の一つで目が覚める様な美しい濃い青色だ。
鳥にも「オオルリ」という種類の鳥がいて、その身体は名に恥じぬ美しい青色をしているが、語源である瑠璃という宝石は原石の状態ではただの青っぽい石にすぎず、これを丁寧に、きれいに磨くことで光や艶が増す。
冒頭のことわざの意味は「瑠璃が美しいのは磨かれるからであって、人間も同様に、どんなに素質があっても努力しなければ大成しない」という意味だ。ことわざの最後にある“がら”という言葉は接尾語(言葉のお尻にくっつくおまけ)で「その物事(この場合瑠璃が青く美しく輝いていること)に由来する固有の状態(磨かれた状態次第)」と解釈する。何の素質もなく、まして努力もしない私がいつまでも大成しないのはそういうことであったか…と妙に納得してしまった(笑)。
磨くときれいになると言えばちょっと前に流行った“泥団子”もその一つだ。文字通り、ただの泥をコネコネして作っただけの丸い球に、ちょっと色でも付けてみてひたすら磨いて磨いて…磨き続けるだけで、ボーリング場にあるカラフルなハウスボールのごとく美しい艶やかな球が出来上がるのは何とも不思議で、子供の頃に作った泥団子の延長線上にこんなものがあると知った時は驚きが隠せなかった。
さて、素質がありながら大成しなかった、と言えばそんな馬もワンサカいて、今週末メインのエプソムカップはまさにそんな馬たちのためにあるレースと言っても過言ではない。今週の格言を紹介しよう。
曰く「エプソムカップはドロップアウトエリートから」。
たとえば一昨年の勝ち馬ザダルは、デビュー以来3連勝で臨んだセントライト記念3着後、菊花賞で13着と敗れてエリート路線をハズれ、裏街道に回っての勝利だったし、2019年の勝ち馬レイエンダもダービー馬レイデオロの弟として華々しくデビューし、連勝後にセントライト記念を2着してからはリズムを崩し、これまたエリート路線からドロップアウトした馬だった。
インダストリアは新馬戦を2着後に2連勝。ディープ記念ではドウデュースに次ぐ2番人気を背負った“元エリート”。その後はリズムを崩し凡走続きだったが、前々走辺りから漸く長いトンネルを抜け、前走ダービー卿CTで見事重賞を初制覇した。ここ2戦のレーティングは107,109と高く、馬格もあるので58キロでも本命で推せそうだ。
このレース2着をきっかけに一流馬へ返り咲いたのは往年の名馬ジャスタウェイ。インダストリアがここを勝てば、「名馬インダストリア復活の一戦」として語り継がれることになるやもしれぬ。
馬も人間も1度や2度の挫折で生涯は決まらない。ここを勝ち再び頂上からの景色を見に行こう、インダストリア。
(文:のら~り)
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