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【函館SS】レース展望
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今週から函館開催が開幕。日曜メインでは、サマースプリントシリーズの第1戦・函館スプリントS(11日、GⅢ、芝1200メートル)が行われる。スピード自慢が集い、熱い戦いが期待される。
ウォーターナビレラ(栗東・武幸四郎厩舎、牝4歳)は昨年の桜花賞2着馬で実績的には最上位。初めての6ハロン戦だった前走の高松宮記念は不良馬場で力を出せず16着だが、その1走だけで距離不向きと決めつけられない。スピード的には通用の感。仕切り直しだ。
トウシンマカオ(美浦・高柳瑞樹厩舎、牡4歳)も高松宮記念(15着)で馬場に泣かされた一頭で、身上の末脚を発揮できなかった。極端な道悪でなければ、直線は確実に脚を使える馬。京阪杯(GⅢ)勝ちの実績も、今回のメンバーなら重みがある。
ブトンドール(栗東・池添学厩舎、牝3歳)は昨夏、函館で新馬、函館2歳Sと連勝。コース相性は申し分なく、栗東坂路の1週前追い切りでラスト1ハロン11秒3(4ハロン52秒9)と抜群の動き。近走ひと息は距離が長すぎたということか。3歳牝馬で斤量面も有利。ベストの6ハロンで巻き返す。
ムラ駆け傾向にあるジュビリーヘッド(栗東・安田隆行厩舎、牡6歳)だが、函館は水が合うのか昨年のこのレース2着を含め、3戦オール2着と安定した走り。前走9着だが、見直しが必要だ。
モルガナイトSを勝ったヴィズサクセス(美浦・奥村武厩舎、牡6歳)も4戦【2・1・0・1】と函館を得意にしている一頭。展開などがかみ合うようなら上位争いになっていい。同厩舎で春雷S2着のキミワクイーン(牝4)も着実に力をつけている一頭だ。
他にも、昨年の青函S勝ち馬ヴァトレニ(栗東・長谷川浩大厩舎、セン5)や、フィリーズレビュー2着があるムーンプローブ(栗東・上村洋行厩舎)、ダートで力をつけて芝に戻るテイエムトッキュウ(栗東・木原一良厩舎、牡5)などが上位をうかがう。
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