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【格言から探る勝ち馬予想】安田記念2023「安田記念は宝塚を目指す馬を狙え」
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以前の会社では総務の仕事に就き、社員の借上社宅を決めるのに不動産屋と付き合いがあったが懇意にしていた不動産屋さんにAさんと言う面白い社長がいた。
用もないのに事務所に来ては「社宅にいい物件があるんですよ~」とうそぶき、事務所の女性にお茶菓子を差し入れる。とにかくフットワークが軽かったがそのAさんの趣味が釣りと佃煮作りで、良く自作の佃煮を持って来てはご馳走してくれた。
「のら~りさんね、美味しい佃煮の決め手は何だと思います?のら~りさんだから教えるんですよ、他には絶対言わないで下さいね…」と社長が教えてくれたのはなんと、ブランデーを使うレシピ。「これを使うとね、ハゼでも何でもキレ~イな照りが出るんです。辿り着くまで私も10年かかりました…」と嬉しそうに顔をくしゃくしゃにし、ハゼの佃煮をくれたのを思い出す。(社長、すんません。全国の競馬ファンに秘伝のレシピをバラしちゃいました笑。)
この夏もハマグリをジャンジャン食べているが、どんなに酒蒸しが美味くても1000個も食べればさすがに飽きる。ふとA社長を思い出しブランデーを使った佃煮に挑戦してみることにした。
欲張って大量の貝を準備し、シイタケとショウガまで入れたら鍋はパンパン。しゃもじを使い必死で混ぜるうちに貝が崩れ、見た目に無様な佃煮が出来上がったが、味と照りに関しては合格点をクリアした。
冷えた日本酒をグイと飲みプハーッと息をつくと、どうでも良いことが頭に浮かぶ。今日のは佃煮?それともしぐれ煮?という疑問だ。佃煮としぐれ煮はそもそも何が違う?そう思ったら気になって仕方ない。キッチンに座り込み日本酒を舐めながら検索してみた。
果たしてしぐれ煮は佃煮の一種で、ショウガが入っているものがそれであった。ついでに調べるとしぐれ煮の名付親は芭蕉の高弟の各務支考(かがみしこう)という俳人で、その語源は色々な風味が口の中を通り過ぎ、一時的に降る時雨に似ているからという説や、時雨の時期が最もハマグリがおいしくなるから、という説があることが分かった。
さて、しぐれ煮ではないが一つでなく色々な風味、長所が生きると言えば競馬にもそんなレースがあり、今週末メインの安田記念はまさにその代表格だ。今週の格言を紹介しよう。
曰く「安田記念は宝塚を目指す馬を狙え」。
大阪杯が創設され、ここを叩いて宝塚に向かう馬は減ったが、安田から宝塚と言えば昔は黄金ローテで、どちらも好走した馬は何頭もいる。
ガイアフォースは前走、初のマイル戦にも関わらずシュネルマイスターに肉薄する2着と善戦した。スピードに加えてスタミナが必要な府中のマイルに舞台が変われば更に走り易い条件となる。マイルも一度経験したことでレースの流れが分かり今度は逆転も考えられる。
時雨にはまだ早く季節は梅雨だがハマグリは既に美味い。ガイアフォースが勝ったら今度は欲張らず、少量で綺麗なしぐれ煮で乾杯しよう。
(文:のら~り)
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