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京都では土曜メインに平安S(GⅢ、ダ1900メートル)が行われる。中京で行われた昨年は1番人気のテーオーケインズが別定59キロを背負いながらも、好位から力強く抜け出して後続に2馬身半差をつける完勝だった。3年ぶりに京都で行われる今年も好メンバーが集結した。
主役はハギノアレグリアス(栗東・四位洋文厩舎、牡6歳)が務める。前走の名古屋大賞典で中団から鋭く脚を伸ばして重賞初勝利。3歳時に屈腱炎による1年8カ月の休養を余儀なくされたが、間隔をあけて大事に使われ、素質が開花してきた印象だ。京都では未勝利戦を勝っており、舞台に不安はなく、この中間も活気十分な動きで仕上がりは良さそう。JRA重賞初勝利を決め、大舞台へと飛躍していきたい。
グロリアムンディ(栗東・大久保龍志厩舎、牡5歳)は前走のJpnⅡダイオライト記念が圧巻のパフォーマンス。楽な手応えで直線に向くと後続に9馬身差をつけた。距離は前走から500メートル短くなるが、阪神ダ1800メートルのアンタレスSで2着に好走しているように、心配無用。自分のペースを崩すことなく走れれば、上位争いを期待できる。
ヴァンヤール(栗東・庄野靖志厩舎、牡5歳)は2戦連続2着。相手なりに走れるタイプで大崩れはない。10日の栗東坂路で格下相手に遅れを取ったが、4ハロン53秒2―12秒4と時計自体は問題なく、力を出せる態勢にはありそうだ。
ノットゥルノ(栗東・音無秀孝厩舎、牡4歳)は昨年の東京大賞典で2着と実力は上位の存在。前走(8着)の敗因はコーナーワークが得意でない左回りでのもので悲観する必要はない。好結果が出ている右回りで改めてだが、別定の59キロを克服できれば。
メイショウフンジン(栗東・西園正都厩舎、牡5歳)は好位から運ぶ堅実なレースぶりが武器。前走のダイオライト記念は距離が長かった印象だが、3着に粘れており、地力強化を感じさせる。距離短縮はプラスで前有利の傾向が続いている京都はプラスに働きそう。持ち味を生かせれば、面白い。
重賞で善戦が続いているカフジオクタゴン(栗東・矢作芳人厩舎、牡4歳)、昇級初戦のマーチSで逃げて4着だったロードヴァレンチ(美浦・中館英二厩舎、騸4歳)などにも注意を払いたい。
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