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雨に煙る3歳マイル王決定戦は、内田博幸(52)=美・フリー=騎乗の9番人気シャンパンカラーが制した。これで東京マイル戦で3戦3勝となった。内田騎手は2018年のフェブラリーS以来、5年ぶりのGⅠ勝利。田中剛調教師(62)=美=も16年安田記念以来、7年ぶりのGⅠタイトルとなった。アタマ差2着に8番人気ウンブライルで、3着が3番人気オオバンブルマイ。1番人気のカルロヴェローチェは5着だった。
降りしきる雨はゴール前で祝福のシャンパンシャワーへと変わった。1番人気でも5・7倍もある大混戦を断ち切ったのは9番人気の伏兵シャンパンカラー。ベテランの巧みな騎乗に雨天の府中が酔いしれた。
「最近はGⅠに乗る機会もなかなかなかったけど、今年のフェブラリーS(5着)に乗せてもらって、GⅠっていいなと。JRAの騎手になってから、かけがえのない馬との出合いがあって、きょうまた出合えた。騎手ってやめられないなという気持ちがある」
2018年のフェブラリーS(ノンコノユメ)以来、5年ぶりに味わうGⅠ勝利の美酒は、内田騎手にとって味わい深いもの。まだ大井所属時代の07年、初めて勝ったJRAのGⅠがピンクカメオでのNHKマイルCだった。このときも雨。そして17番人気の伏兵でのものだった。
レースぶりも円熟味を増した手腕が光るもの。「周りにスタートが速い馬がいたので、合わせていく必要はない」と、スタートで少し立ち遅れても焦ることなく後方で脚を温存。さらに「あまりに手応えが良かったので、早めに抜け出さないように周りを見ながらという感じで追い出しを待ちました」と余裕を持ってゴーサインを出し、ラスト100メートルで先頭に立つと、2着馬の猛追をアタマ差でしのぎ切った。
「出遅れたときはどうなっちゃうのかと思って、思わず目をつむってしまった」という田中剛調教師は、なんと今年の初勝利が16年の安田記念(ロゴタイプ)以来のGⅠ勝利という大金星。「今後は(オーナーの青山)会長と相談してからになりますが、まだまだこれから良くなってくると思う」と今後への期待はふくらむばかりだ。3歳マイル界の頂点に立ったシャンパンカラーの未来は、さらに最上級の輝きを放ち続けていく。
■シャンパンカラー 父ドゥラメンテ、母メモリアルライフ、母の父レックレスアバンダン。栗毛の牡3歳。美浦・田中剛厩舎所属。北海道千歳市・社台ファームの生産馬。馬主は青山洋一氏。戦績5戦3勝。獲得賞金1億6548万7000円。重賞は初勝利。NHKマイルCは田中剛調教師が初勝利。内田博幸騎手は2007年ピンクカメオに次いで2勝目。馬名は「最上級のダイヤモンド」。
★NHKマイルCアラカルト
◎内田博幸騎手 2007年(ピンクカメオ)以来で通算2勝目。JRA・GⅠは18年フェブラリーS(ノンコノユメ)以来で通算13勝目。JRA重賞は20年セントライト記念(バビット)以来で通算55勝目。
◎田中剛調教師 初出走で勝利。JRA・GⅠは16年安田記念(ロゴタイプ)以来で通算4勝目(他にJ・GⅠ2勝)。重賞も16年安田記念以来で通算11勝目。
◎ドゥラメンテ産駒 初出走で勝利。JRA・GⅠは桜花賞(リバティアイランド)以来で今年2勝目、通算9勝目。JRA重賞も桜花賞以来で今年6勝目、通算17勝目。
◎馬主…青山洋一氏 4頭目の出走で初勝利。これまでの最高は09年(ワンカラット)の6着。JRA・GⅠは16年桜花賞(ジュエラー)以来で通算2勝目。重賞も16年桜花賞以来で通算9勝目。
◎生産者…社台ファーム 02年(テレグノシス)以来で、通算2勝目。JRA・GⅠは皐月賞(ソールオリエンス)以来で今年2勝目、通算98勝目(他にJ・GⅠ3勝)。JRA重賞も皐月賞以来で今年7勝目、通算531勝目。
◎牡馬の勝利 18年(ケイアイノーテック)から6年連続で、通算成績は牡馬23勝、牝馬5勝。
◎東馬の勝利 21年(シュネルマイスター)以来で、通算成績は関東馬11勝、関西馬17勝。
◎単勝9番人気の勝利 20年(ラウダシオン)以来で、通算3回目。
◎馬番⑪の勝利 20年以来で、通算3回目。
◎払戻金 枠連❷―❻9690円は19年に記録した6440円を更新する当レースの式別最高払戻金額。
◎50代騎手によるJRA・GⅠ制覇 1970年生まれの内田博幸騎手は52歳9カ月12日でのJRA・GⅠ勝利で、グレード制導入の84年以降で歴代4位の記録。1位は今年の大阪杯(ジャックドール)を制した武豊騎手の54歳0カ月19日。
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