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【NHKマイルCの注目点】GⅠ馬に前哨戦の勝ち馬に牝馬が多数参戦!3歳マイル王の座に就くのは?
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★昨年のJRA賞最優秀2歳牡馬ドルチェモア ニュージーランドT7着からの巻き返しなるか
ドルチェモア(牡、栗東・須貝尚介厩舎)は、2歳時にサウジアラビアRC、朝日杯FSと芝1600メートルの重賞2勝を含む3戦3勝という成績を残し、昨年のJRA賞最優秀2歳牡馬を受賞した。今年初戦のニュージーランドTでは1番人気に支持されたものの7着となり、デビュー4戦目にして初の敗戦となったが、最優秀2歳牡馬の実力を示して2つ目のGⅠタイトルを手にすることができるだろうか。
JRAでは現在、芝1600メートル戦のGⅠ競走が7レース実施されており、ドルチェモアを管理する須貝調教師はNHKマイルCとマイルCSを除く5競走で計8勝を挙げている。須貝師はファルコンS2着のカルロヴェローチェ(牡)との2頭出しで今年のNHKマイルCに参戦する予定だが、初勝利を挙げることができるか。なお、須貝師は史上30人目のJRA重賞通算50勝まであと1勝となっている。
★登録馬中最多タイの重賞2勝 アーリントンCを制したオオバンブルマイ
今年のNHKマイルC登録馬でJRA重賞2勝を挙げているのは昨年のJRA賞最優秀2歳牡馬ドルチェモア(牡、栗東・須貝尚介厩舎)と、オオバンブルマイ(牡、栗東・吉村圭司厩舎)の2頭だけだ。オオバンブルマイは、今年初戦となったアーリントンCを制し、昨年の京王杯2歳S以来の重賞2勝目を挙げている。昨年のアーリントンC覇者ダノンスコーピオンはNHKマイルCでも勝利を挙げたが、オオバンブルマイはトライアルに続いて勝利を挙げることができるか。オオバンブルバイにはNHKマイルCで歴代最多タイの3勝を挙げている武豊騎手が騎乗を予定している。
★芝1600メートル戦を3連勝でGⅠに挑戦 ニュージーランドTの覇者エエヤン
ニュージーランドTで重賞初勝利を挙げたエエヤン(牡、美浦・伊藤大士厩舎)は、東京・芝2000メートルの新馬戦で3着、東京・芝1800メートルの未勝利戦で5着と、デビューから2戦は勝利を挙げられなかったが、以降は中山・芝1600メートル戦を3連勝してNHKマイルCに駒を進めてきた。芝1600メートル戦に3回以上出走して無敗という馬のNHKマイルCでの成績は2勝、2着1回、3着1回(勝率.400、3着以内率.800)となっているが、芝1600メートル戦4連勝で3歳マイル王の座に就くことができるか。勝てば、エエヤンを管理する伊藤大調教師はJRA・GⅠ初制覇となる。なお、エエヤンは戸崎圭太騎手が騎乗を予定している。
★過去10年で2勝、2着2回の桜花賞組 今年は7着のシングザットソングが登録
過去10年のNHKマイルC1~3着馬の前走を見ると、桜花賞組、ニュージーランドT組、皐月賞組、アーリントンC組が各2勝、ファルコンS組と弥生賞ディープインパクト記念組が各1勝を挙げており、連対馬の頭数では2勝、2着2回で4連対の桜花賞組が最多となっている。今年のNHKマイルCには桜花賞7着のシングザットソング(牝、栗東・高野友和厩舎)が登録している。桜花賞組がNHKマイルCを勝てば、2017年アエロリット以来6年ぶり5頭目となるが、好走することができるだろうか。シングザットソングには吉田隼人騎手が騎乗を予定している。
シングザットソングを所有する(有)社台レースホースは今年のJRA重賞で6勝を挙げており、23年JRA重賞の最多勝馬主となっている(※5月1日現在)。社台RHの所有馬がNHKマイルCに出走するのは18年のギベオン(2着)以来5年ぶりとなるが、02年テレグノシス以来、21年ぶり2回目のNHKマイルC制覇を遂げることができるだろうか。
★今年は5頭の牝馬が登録 2017年アエロリット以来のVなるか
今年のNHKマイルCには、桜花賞7着のシングザットソング(栗東・高野友和厩舎)、ニュージーランドT2着のウンブライル(美浦・木村哲也厩舎)、同4着のモリアーナ(美浦・武藤善則厩舎)、同5着のミシシッピテソーロ(美浦・畠山吉宏厩舎)、アーリントンCで1番人気に支持されたものの11着に敗れたユリーシャ(栗東・中村直也厩舎)と5頭の牝馬が登録している。NHKマイルCの創設以来、牝馬の優勝は5回あるが、今年の牝馬は2017年アエロリット以来6年ぶりに勝利を挙げることができるだろうか。
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