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【天皇賞・春の注目点】接戦演じた昨年の菊花賞1~3着馬がディフェンディングチャンピオンに挑む!


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【天皇賞・春の注目点】接戦演じた昨年の菊花賞1~3着馬がディフェンディングチャンピオンに挑む!

★昨年接戦を演じた菊花賞1~3着馬参戦 宮本博調教師はJRA・GⅠ初制覇なるか

今年の天皇賞・春には、昨年の菊花賞アスクビクターモア(牡4歳、美浦.田村康仁厩舎)、2着のボルドグフーシュ(牡4歳、栗東・宮本博厩舎)、3着のジャスティンパレス(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)がそろって登録している。昨年の菊花賞は、1着アスクビクターモアと2着ボルドグフーシュがハナ差、3着ジャスティンパレスがボルドグフーシュから半馬身差で続く接戦となったが、今回はどのような結果になるのだろうか。なお、グレード制を導入した1984年以降、前年の菊花賞1~3着馬がそろって天皇賞・春に出走したケースは5回あり、菊花賞馬が最先着したのが3回、菊花賞2着馬、3着馬が最先着したのが各1回となっている。

ボルドグフーシュは重賞未勝利ながらGⅠでの2着が2回あり、前走の阪神大賞典でも2着に入っている。ボルドグフーシュが勝てば、管理する宮本調教師は開業20年目でJRA・GⅠ初制覇となるが、待望の重賞初勝利を天皇賞・春で挙げることができるだろうか。

★勝てば父サンデーに並ぶJRA・GⅠ71勝目 ディープインパクト産駒は5頭が登録


グレード制を導入した1984年以降、JRA・GⅠの最多勝種牡馬はサンデーサイレンスで、JRA・GⅠ7勝を挙げたディープインパクトなど42頭の産駒が通算71勝を挙げた。ディープインパクトの産駒はJRA・GⅠで通算70勝を挙げ、父サンデーサイレンスの記録更新が目前に迫っている。天皇賞・春には、昨年の菊花賞アスクビクターモア(牡4歳、美浦・田村康仁厩舎)、阪神大賞典を制したジャスティンパレス(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)の4歳馬2頭に加え、ディープモンスター(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)、ディアスティマ(牡6歳、栗東・高野友和厩舎)、トーセンカンビーナ(牡7歳、美浦・加藤征弘厩舎)と4世代5頭のディープインパクト産駒が登録しているが、種牡馬ディープインパクトは、2021年ワールドプレミア以来2年ぶり4回目の天皇賞・春制覇で父サンデーサイレンスに肩を並べるJRA・GⅠ通算71勝目を挙げることができるか。なお、ディープインパクト自身も06年の天皇賞・春を制しており、産駒には父子制覇がかかる。

また、ディープモンスターを管理する池江泰寿調教師には天皇賞・春初制覇がかかる。池江師は八大競走のうち桜花賞天皇賞・春を除く6競走で勝利を挙げており、天皇賞・春を勝てば史上3人目の八大競走完全制覇に王手がかかる。なお、池江師は父・池江泰郎元調教師が天皇賞・春で3勝を挙げており、親子制覇もかかる。

オルフェーヴル産駒が4頭登録 2組のきょうだい対決の行方にも注目

今年の天皇賞・春には、アイアンバローズ(牡6歳、栗東・上村洋行厩舎)、シルヴァーソニック(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎)、ヒュミドール(騎7歳、美浦・小手川準厩舎)、メロディーレーン(牝7歳、栗東・森田直行厩舎)と4頭のオルフェーヴル産駒が登録している。オルフェーヴル産駒は2021年にマルシュロレーヌがブリーダーズCディスタフ、今年の3月にはウシュバテソーロがドバイワールドCを勝ち、海外でビッグタイトルを獲得しているが、JRAでは20年エリザベス女王杯ラッキーライラック)以来となるGⅠ制覇を遂げることができるだろうか。なお、オルフェーヴル産駒は天皇賞・春では5着が最高成績だが、芝3600メートルのステイヤーズSで2勝、2着2回、芝3400メートルのダイヤモンドSで1勝、2着2回という成績を挙げている。

また、今年の天皇賞・春にはアイアンバローズの半弟にあたるジャスティンパレス(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎:父ディープインパクト)、メロディーレーンの半弟にあたるタイトルホルダー(牡5歳、美浦・栗田徹厩舎:父ドゥラメンテ)が登録している。アイアンバローズジャスティンパレスは3月の阪神大賞典でも対戦して、ジャスティンパレスが1着、アイアンバローズが7着となっており、メロディーレーンタイトルホルダーは3回対戦していずれもタイトルホルダーが先着しているが、今回の対決はどのような結果になるのだろうか。なお、2組のきょうだいがJRA・GⅠに出走すれば、グレード制を導入した1984年以降では3回目のこととなる。

★勝てば八大競走完全制覇 M・デムーロ騎手&(有)社台レースホース

ミルコ・デムーロ騎手は、天皇賞・春を勝てば保田隆芳元騎手、武豊騎手、クリストフ・ルメール騎手に次ぐ史上4人目の八大競走完全制覇となる。これまで天皇賞・春に6回騎乗して02年と19年の4着が最高成績となっている。M・デムーロ騎手は今回、テン乗りとなるサンレイポケット(牡8歳、栗東・高橋義忠厩舎)に騎乗する予定だが、7度目の挑戦で天皇賞・春初勝利を挙げることができるだろうか。

また、馬主の(有)社台レースホースは、八大競走のうち天皇賞・春を除く7競走で合計22勝を挙げている。これまでに八大競走を完全制覇した馬主は(有)サンデーレーシング、金子真人ホールディングス(株)(※馬主名「金子真人氏」含む)だけで、社台RHには史上3組目の八大競走完全制覇がかかる。社台RHは、シルヴァーソニック(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎)、ボルドグフーシュ(牡4歳、栗東・宮本博厩舎)の2頭を今年の天皇賞・春に出走させる予定だが、初勝利を挙げることができるだろうか。なお、シルヴァーソニックにはD・レーン騎手、ボルドグフーシュには春秋を通じて天皇賞初制覇がかかる川田将雅騎手が騎乗を予定している。


★2着5回のハーツクライ産駒 大阪杯4着のマテンロウレオが登録

マテンロウレオ(牡4歳、栗東・昆貢厩舎)は、天皇賞・春初制覇がかかるハーツクライの産駒だ。ハーツ産駒は天皇賞・春で勝利こそないが、2014~18年に5年連続で2着に入っている。マテンロウレオはデビュー以来、芝2000~2400メートルの距離に出走を続けており、前走の大阪杯では4着に入っているが、未知の距離となる芝3200メートルの天皇賞・春でどのような走りを見せるだろうか。鞍上には天皇賞・春で3勝を挙げている横山典弘騎手が予定されている。なお、マテンロウレオを管理する昆貢調教師は2011年にヒルノダムール天皇賞・春を制しており、12年ぶり2回目の勝利がかかる。

★京都開幕週で4勝を挙げた松山弘平騎手 永野猛蔵騎手はJRA・GⅠ初騎乗

2020年11月1日をもって開催を休止し、施設全体の整備工事を行った京都競馬場は、4月22日にグランドオープンを迎えた。開幕週となった22、23日の開催では松山弘平騎手が4勝、2着5回(勝率.211、連対率.474)という活躍を見せた。松山騎手は天皇賞・春では阪神大賞典3着のブレークアップ(牡5歳、栗東・吉岡辰弥厩舎)に'騎乗する予定だが、京都競馬場グランドオープン後初のGⅠを制すことができるだろうか。

また、エンドロール(牡4歳、美浦・青木孝文厩舎)に騎乗予定の永野猛蔵騎手はJRA・GⅠ初騎乗となる。永野騎手は2021年デビューで、同期の現役騎手は小沢大仁騎手、角田大和騎手、永島まなみ騎手、古川奈穂騎手、松本大輝騎手、横山琉人騎手だ。永野騎手は、2021年デビューのJRA騎手では小沢騎手、松本騎手に続く3人目のJRA・GⅠ騎乗となるが、同期で初のJRA・GⅠ勝利を挙げることができるだろうか。

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