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2番人気のソールオリエンスが直線で豪快に差し切り、史上20頭目となる無敗の皐月賞馬に輝いた。横山武史騎手(24)=美・鈴木伸=は2021年エフフォーリアに次ぐ2勝目。キャリア2戦での勝利は、JRAで2歳戦が実施されるようになった1946年以降では初の快挙となった。今後は日本ダービー(5月28日、東京、GI、芝2400メートル)で2冠を目指す。2着は5番人気のタスティエーラ。1番人気のファントムシーフは3着だった。
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令和版ディープインパクトの衝撃だ。曇天に差し込んだ晴れ間のように、空前の混戦を末脚一閃で切り裂いたのはソールオリエンス。4コーナー17番手からまるで羽が生えたかのような末脚で、史上20頭目となる無敗Vのゴールへ飛び込んだ。
「去年はGⅠでいい結果を残せず、自分自身も何が足りないんだと毎日毎日研究して、それでも結果を出せなかった。もちろん馬のおかげだけど、いい結果が出せて最高。これを超えるような喜びはない」
ウイニングランから表彰式と、全身で喜びを爆発させた横山武騎手が、レースで腹を決めたのはスタート直後。「もっとポジションを取りたかったけど行き脚がつかなかったので、切り替えてこの馬のリズムで運ぶことに決めた。この馬の強さは一番自分が知っている。負けるとしたら展開のあやか、シンプルにもっと強い馬がいたときだけだから」と人馬一体で極限の切れ味を引き出した。
JRAで2歳戦が行われるようになった1946年以降ではV例がないキャリア2戦。さらに道悪では厳しい最内①番枠もまとめて克服し、「きょうも4コーナーで膨らんだりと課題は多いのに、圧巻のパフォーマンスで勝ち切るのだから素晴らしい馬です」とパートナーに最敬礼だ。
混戦の前評判をあざ笑うかのような独壇Vに「想像以上に強かった。すごい馬だと思います。レース前なんかこれから競馬に向かうという感じがなく、相変わらずレース慣れしていないなと思っていました」と手塚調教師も感服の面持ち。1月の京成杯以来という異例ローテも「調整で苦労したことはなかった。どこかが痛いというのもないし、今のところ本当に優等生です。この子を信じてよかった」と障壁にはならなかった。
圧倒的なポテンシャルを見せつけ、いよいよ次は日本ダービー頂上決戦。「2年前(エフフォーリア2着)は悪夢のような乗り方で勝ちを逃してしまった。だからと力み過ぎずに平常心でこの馬の力を引き出したい」と鞍上が一昨年のリベンジを誓えば、クラシック完全制覇がかかるトレーナーからも「東京に替わるのはプラスと思うし、あとは上積みしかないと思っている。人気にしていただいて、それに応えられるレースを」と主役宣言が飛び出した。混戦から1強へ、2冠目の輪郭が劇的に変化した。(内海裕介)
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ソールオリエンス 父キタサンブラック、母スキア、母の父モティヴェイター。鹿毛の牡3歳。美浦・手塚貴久厩舎所属。北海道千歳市・社台ファームの生産馬。馬主は㈲社台レースホース。戦績3戦3勝。獲得賞金2億7269万7000円。重賞は2023年GⅢ京成杯に次いで2勝目。皐月賞は手塚貴久調教師が初勝利。横山武史騎手は2021年エフフォーリアに次いで2勝目。馬名は「朝日(ラテン語)」。
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◆無敗の皐月賞馬 2021年(エフフォーリア)以来、20頭目。
◆京成杯優勝馬の勝利 史上初。クラシック制覇は10年日本ダービー(エイシンフラッシュ)以来、通算6頭目。
◆横山武史騎手 JRA・GⅠは21年ホープフルS(キラーアビリティ)以来、通算6勝目。重賞は通算16勝目。
◆手塚貴久調教師 JRA・GⅠは21年オークス(ユーバーレーベン)以来、通算9勝目。重賞は通算36勝目。
◆キタサンブラック産駒 2頭目の出走で初勝利。JRA・GⅠは22年有馬記念(イクイノックス)以来、通算3勝目。重賞は通算7勝目。
◆馬主…㈲社台レースホース 14年(イスラボニータ)以来で、最多の通算6勝目。JRA・GⅠは22年オークス(スターズオンアース)以来、通算36勝目。重賞は通算258勝目。
◆生産者…社台ファーム 13年(ロゴタイプ)以来、通算10勝目。JRA・GⅠは22年菊花賞(アスクビクターモア)以来、通算97勝目(他にJ・GⅠ3勝)。重賞は通算530勝目。
◆関東馬の勝利 21年から3年連続。通算成績は関東馬43勝、関西馬40勝。
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皐月賞の売り上げは201億4354万6400円で前年比92・8%。入場者数は2万9461人(うち有料入場者数2万8122人)だった。
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