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織田がつき 羽柴がこねし天下餅 座りしままに食うは徳川
中学校の頃、歴史の授業で習った川柳だ。よく聞く句ではあるが誰が作ったのかは知らなかったので調べてみたところ、19世紀半ばに作られた川柳で、“落首”(らくしゅ。作者知らずの歌)となっていた。ちなみにこの歌を元に風刺画を描いた歌川芳虎という浮世絵師は、当の徳川幕府の怒りを買いその版木を焼き捨てられ、出版した人と共に手鎖50日の刑を受けたとのこと。
江戸時代に風刺画を描いたくらいで手鎖の刑に処せられるのだから、中傷、脅迫の罪に問われているガーシー氏に逮捕状が出るのも無理からぬ話であろう(笑)。
話が逸れたが本題に戻そう。尾張の小国(今の愛知県)から天下統一を目指し、間もなく成就というタイミングで腹心・明智光秀に裏切られ、本能寺の変で死を遂げたとされる織田信長。その遺志を継ぎ、天下統一を成し遂げたのは豊臣秀吉であったが、世継ぎに恵まれず体制が盤石とならないうちに関ヶ原の戦いに突入し、結局はこの戦に勝った徳川家康がその後、300年におよぶ江戸幕府を築き上げた。
時代を切り拓く者というのは、その時代の中では理解されないことが多い。先取りするだけ先取りして、強烈な印象を人々に残したら、ある日突然消えていなくなる、ということも少なくない。いわゆる「美人薄命」というやつだ。
一方で徳川家康の様に、最初は地味で目立たない存在でも着々と力をつけ、運にも恵まれ、気付けば誰もが驚くような地位と名誉を築き上げる者も世の中にはまた存在する。こちら、いわゆる「大器晩成」というやつだ。
競馬の世界にも両方が存在する。たとえば、ディープインパクトの様にデビューから引退まで、織田信長のごとく派手な活躍を重ね、注目され続けるスーパースターもいれば、スーパークリークの様にパッとしない戦績を重ね、初戴冠となった菊花賞ですら3番人気、「第3の存在」だったような大器晩成型もいる。
どちらも魅力的だが、後者、つまり大器晩成型の馬は、通常認められるまでに時間もかかる。ビッグレースの出走表に名を連ねても多くはスーパースターの陰に隠れてしまうが、レースで周囲があっと驚く様な鮮やかな勝ちっぷりを披露し、漸く認めてもらえるのだ。今週末メインの大阪杯にもそんな馬が出走して来る。ここはひとつ大器晩成格言で攻めてみよう。
曰く「混戦G1は大器晩成型を狙え」。
ヒシイグアスは明け7歳の大ベテラン。年齢は7歳になるが次走が17戦目と馬体はフレッシュだ。3歳時にチャレンジした2回の重賞は5着、9着といずれもパッとしない着順だったが、その後ジワジワと力を蓄え、気付けばG2 2勝、G1 2着2回と、大器晩成を地で行くような実力馬に育った。ここもライバルは強力だが、今の勢いならばG1突破も夢ではない。
川田がつき(2021年レイパパレ) 吉田がこねし(2022年ポタジェ)天下餅 待ち侘び今年食らうは松山とはなるまいか。
(文:のら~り)
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