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【大阪杯】レース展望
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第67回大阪杯(芝2000メートル)が4月2日阪神競馬のメインレースとして行われる。春の中距離王を決める一戦として2017年にGⅠに昇格してから7回目。今年はどの馬が栄冠をつかむのだろうか。
ヒシイグアス(美浦・堀宣行厩舎、牡7歳)は、8カ月ぶりだった前走の中山記念を14キロのプラス体重にもかかわらず、力の違いを見せつけるように豪快に差し切った。昨年のこのレースは4着だが、当時は4カ月近い休養明け。対して今年は中4週での参戦。臨戦過程は昨年以上で、GI初制覇のビッグチャンスだ。
ヴェルトライゼンデ(栗東・池江泰寿厩舎、牡6歳)は、ジャパンC3着以来だった前走の日経新春杯で重賞2勝目を挙げた。59キロの影響か、少しエンジンのかかりが遅い感じもあったが、それでも勝ち切るあたりが地力アップの証拠だろう。デビュー当時から晩成型と言われてきた素質馬がいよいよ本格化してきた印象だ。
ジェラルディーナ(栗東・斉藤崇史厩舎、牝5歳)はエリザベス女王杯でGI初制覇を飾ったあと、前走の有馬記念で出遅れながらも後方からよく伸びて3着。牡馬相手でも戦えることを証明した。それ以来の実戦となるが、調整過程は順調で力を出せる状態だ。
スターズオンアース(美浦・高柳瑞樹厩舎、牝4歳)は、昨年の桜花賞、オークスをV。牝馬3冠がかかった秋華賞は3着に終わったが、これはスタートで後手に回り、直線入り口でごちゃつくなどの不利があってのこと。力を出し切れば、年長馬相手でもやれる素質馬だ。
そのほかの出走予定馬も連覇を狙うポタジェ(栗東・友道康夫厩舎、牡6歳)、20年のホープフルS馬で昨年の香港C2着ダノンザキッド(栗東・安田隆行厩舎、牡5歳)、昨年5着で札幌記念と金鯱賞のGⅡ2勝馬ジャックドール(栗東・藤岡健一厩舎、牡5歳)、21年のホープフルS勝ち馬キラーアビリティ(栗東・斉藤崇史厩舎、牡4歳)、京都記念2着のマテンロウレオ(栗東・昆貢厩舎、牡4歳)など、GⅠにふさわしいそうそうたる面々だ。
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