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3月26日の中京9R・大寒桜賞(3歳1勝クラス、芝2200メートル)は、2番人気で横山和生騎手とコンビを組んだヨリマル(牡、栗東・上村洋行厩舎)が好位追走から抜け出して快勝。歴代の勝ち馬から重賞戦線で活躍する馬が出ている出世レースでうれしい2勝目を挙げた。タイムは2分21秒1(不良)。
1馬身1/4差の2着は中団の外からしぶとく伸びたシルバーティムール(7番人気)でリアルスティール産駒のワンツー。さらに1馬身1/4差の3着にはさらに外を回った1番人気のアイザックバローズだった。
スタート直後はウインスノーライト、フレンドキング、ヨリマルの3頭が雁行状態で前へ。ベレザニーニャとシリンガバルガリスが好位に続き、シルバーティムール、アイザックバローズの順で追走する。シェイクユアハートは離れた最後方からレースを進めた。不良馬場で各馬が追走に四苦八苦したものの、4コーナーではフレンドキングが脱落した以外はほぼ団子状態。中でも手応えが良かったのはヨリマルで、早めに先頭に躍り出るとそのまま後続を突き放し、2001年の2冠牝馬を母に持つ良血馬がオープン入りを果たした。
◆横山和生騎手(1着 ヨリマル)「前回乗せてもらって控える形でコンタクトを取れていましたし、内から主張されても下げてリズム良く走れました。こういう馬場が合っているというより、そんなにマイナスにならなかったです。前走は中山への輸送で気持ちも高ぶっていましたが、今回は名古屋なので収まっていました。まだ精神面の成長はほしいですね」
ヨリマルは、父リアルスティール、母テイエムオーシャン、母の父ダンシングブレーヴという血統。通算成績は5戦2勝となった。
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