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【高松宮記念】参考レース分析

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【高松宮記念】参考レース分析

阪急杯

アグリの勝ちタイム1分19秒5は、阪急杯が芝7ハロンで行われた中で2021年レシステンシアに次ぐ史上2番目の速さ。前日の稍重から回復した良馬場で、決して馬場に助けられた数字でもない。優秀な数字だ。

このレースを1分19秒台で勝った馬は他にも16年ミッキーアイル、22年ダイアトニックがおり、いずれもGⅠで勝つか上位争いしていた。アグリはGⅠ初挑戦ながら即通用のレベルとみていい。非凡なテンのダッシュ力、早め先頭で押し切った内容を見ても、今なら芝6ハロンのGⅠでスピード負けすることはない。

クビ差で同タイム2着のダディーズビビッドは、もともと左回りが得意で上積みはありそう。7着グレナディアガーズは道中の力みがひどかった。落ち着いて走れるかどうかだ。


シルクロードS

接戦だったが、勝ったナムラクレアのパフォーマンスは光った。

前半3ハロンが33秒8でスプリント戦としてはややスローな流れを中団で追走し、直線では馬群を割って鋭伸。4歳牝馬で56・5キロと重いハンデを背負いながら、メンバー最速の上がり3ハロン32秒9の末脚を繰り出したことには驚くばかり。しかも、ラスト100メートルで2着ファストフォースと3着マッドクールの間に入ると闘志を再点火。非凡な勝負根性を示した。本番と同じ舞台も攻略し、ビッグタイトル獲得へ視界は明るい。

2着ファストフォースは2キロに開く勝ち馬との斤量差をどう埋めるかが鍵。それなら、Bコース替わりでロスの大きい❽枠と重ハンデの二重苦だった2頭、4着トウシンマカオ、7着ウインマーベルの反撃が怖い。

オーシャンS

勝ったヴェントヴォーチェの強さが際立った。時計が出やすい馬場コンディションだったとはいえ、1分7秒4の走破タイムは2020年のダノンスマッシュ(20年香港スプリント、21年高松宮記念)と同じで優秀だ。

しかも、よどみのない流れの中、中団から馬なりで外を進出して後続を突き放すワンサイドの内容。例年、レースのラスト1ハロンが12秒前後まで落ち込むが、今年はラスト3ハロンのラップが11秒4─11秒1─11秒5と大きな落差がなかった。勝ち馬に余裕があった証拠で、2着以下に圧倒的な力の差を見せつけた。能力はGⅠ級で初の左回りを攻略できるかだけ。

決定的な着差をつけられた2着以下の逆転は厳しそう。連覇を狙うナランフレグも久々で斤量59キロだったとはいえ9着は負けすぎの印象だ。




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