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3月12日の中山10R・東風ステークス(4歳以上オープン、リステッド、芝1600メートル、別定、11頭立て)は、5番人気で津村明秀騎手とコンビを組んだラインベック(騸6歳、栗東・友道康夫厩舎)が離れた2番手追走からゴール前で差し切ってV。2021年6月の江の島S以来となる久々の勝利を挙げた。タイムは1分33秒0(良)。
1/2馬身差の2着は1番人気のゾンニッヒ。さらにアタマ差の3着には大逃げを打ったノルカソルカ(6番人気)が粘り込んだ。
ノルカソルカが後続を大きく引き離す逃げを打ち、離れた2番手をラインベックが追走。さらに離れた3番手にココロノトウダイが続いて、ビターエンダー、ゾンニッヒ以下が4番手以降を追走した。直線に向いてノルカソルカと後続の差が縮まってきたが、勝負どころでひと息入れていたノルカソルカはしぶとく粘る。それでもゴール前では同じ勝負服の2頭が猛追。ラインベックがわずかに抜け出し、ゾンニッヒがこれに続いた。また、ディープインパクト産駒はこの勝利によってJRA通算2700勝を達成した。
◆津村明秀騎手(1着 ラインベック)「ハナに行ってもいいと思っていましたが、ノルカソルカが主張してきたので行かせて、いい目標ができました。後ろは離していましたし、理想通りの展開でした。4コーナーで早めにスパートをかけて長くいい脚を使えましたし、うまくいきました。衰えもなく元気いっぱいですし、去勢効果もあると思います」
東風Sを制したラインベックは、父ディープインパクト、母アパパネ、母の父キングカメハメハという血統。通算成績は21戦5勝となった。
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