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【血統アナリシス】フィリーズレビュー2023 トニービンやSeattle Slewの持続力が活きる、Sadler’s Wells&Fairy King全兄弟にも注目
ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はフィリーズレビュー2023・血統予想をお届けします!
阪神芝1400mは前傾ラップのタフな展開になりやすく、レース傾向からもトニービンやSeattle Slewの持続力が活きている印象を受ける。なお、昨年の勝ち馬サブライムアンセムも母の父シンボリクリスエスを介してSeattle Slewの血を引いていた。一方、トニービン内包馬にはハーツクライ直系として2連覇を飾った19年ノーワン(父ハーツクライ)、20年エーポス(父ジャスタウェイ)ほか、16年1着ソルヴェイグ(母の父ジャングルポケット)、18年2着アンコールプリュ(母の父ウイニングチケット)などが該当。
ほか、Sadler’s Wells&Fairy King全兄弟の血脈も好走馬の多くに見られ、直系ではファルブラヴ産駒の09年1着ワンカラット、11年2着スピードリッパー、12年1着アイムユアーズ、ローエングリン産駒の17年1着カラクレナイが挙げられる。また、21年1着シゲルピンクルビーは、父系と母系の両方でSadler’s Wellsの血を引く意欲的な配合だった。
イコノスタシスは、父モーリス×母パストフォリア(母の父シンボリクリスエス)。昨年の勝ち馬サブライムアンセムの半妹にあたる血統で、2代母ハッピーパスも01年フィリーズレビューで2着とレースに所縁ある一族。同産駒からは21年1着シゲルピンクルビーが出ているため、直近2年の勝ち馬を足したような配合ともいえるだろう。前進気勢が強く、レースでも行きたがる面があるだけに、今回は距離短縮となる臨戦過程も評価しやすい。
イティネラートルは、父キズナ×母ジプシーハイウェイ(母の父High Chaparral)。同産駒からは22年3着アネゴハダが出ており、同じ母の父には21年1着シゲルピンクルビーが挙げられる。なお、その母の父がSadler’s Wellsの直仔であることを評価しやすい。2走前には今回と同じ阪神芝1400mのりんどう賞を快勝。前走阪神JFはハイペースの2番手追走で脚が上がっていただけに、持ち前のスピードを活かす意味でも距離短縮は歓迎だろう。
ランフリーバンクスは、父エピファネイア×母ワイルドラズベリー(母の父ファルブラヴ)。まず、父系でSadler’s Wells、母系でFairy Kingの血脈を持つ配合が目に留まる。また、父系祖父シンボリクリスエスと母の父を介してSeattle Slewの血を引くことも特筆できるだろう。直近2走は9着、10着と大敗を喫しているものの、力負けというよりは気難しい血筋が影響している印象なので、ピリッとした気性を活かせれば1400mで一変もあり得る。
【血統予想からの注目馬】
②イコノスタシス ①イティネラートル ⑱ランフリーバンクス
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