中央競馬ニュース

【共同通信杯】出世レース〝盗った〟ファントムシーフ いざGI戦線へ!

 0   3   698
シェアする  x facebook LINEで送る
【共同通信杯】出世レース〝盗った〟ファントムシーフ いざGI戦線へ!

2月12日の東京11Rで行われた共同通信杯(GⅢ、芝1800メートル)は、2番手を進んだ3番人気のファントムシーフがゴール前で抜け出して快勝。ホープフルS4着から巻き返して重賞初制覇を果たした。クリストフ・ルメール騎手(43)=栗東・フリー=は今年のJRA重賞初勝利。今後のローテーションは未定ながら、クラシックへの登竜門を制して今春の活躍が期待される。



大舞台が待つ春へ向け、大きな1勝をつかんだ。ホープフルS4着から挑んだファントムシーフが、過去にナリタブライアンゴールドシップなどの名馬が制した登竜門レースを完勝。初コンビで鮮やかに今年の重賞初勝利を挙げたルメール騎手が満面の笑みを浮かべた。

「重賞レベルで走った経験がある馬なので自信を持って乗った。手応えが良かったし、長くいい脚を使ってくれました。スタミナがある馬なので最後まで止まらなかった」


前走で出負けして苦しい競馬になった経緯もあり、スタートに全集中。好ダッシュからそつなく2番手のポジションを確保した。中盤でグッとペースが緩んでも冷静な立ち回り。最後は3ハロン34秒0の脚を繰り出して、逃げ粘るタッチウッドをきっちり捕らえた。

次走は明言されなかったが、クラシックが当然視野に入ってくるはず。西村真幸調教師は「前回が10キロ増の馬体で成長を感じたし、今回もいい感じでこられた。ジョッキーは『広いコースがいい』と。ダービーの舞台は合いそう」と手応えを明かす。馬名の意味は神出鬼没の『怪盗』だが、初の重賞タイトルを胸に、堂々とGⅠ戦線へ乗り込んでいく。(板津雄志)

ファントムシーフ 父ハービンジャー、母ルパンⅡ、母の父メダーリアドーロ。鹿毛の牡3歳。栗東・西村真幸厩舎所属。北海道浦河町・谷川牧場の生産馬。馬主は(有)ターフ・スポート。戦績4戦3勝。獲得賞金7457万4000円。重賞は初勝利。共同通信杯西村真幸調教師が初勝利。クリストフ・ルメール騎手は2020年ダーリントンホールに次いで2勝目。馬名は「怪盗。母名より連想」。



◆出世レース…このレースを制してクラシックホースに輝いたのはカブラヤオー、サクラショウリ、ミスターシービーダイナガリバーアイネスフウジンナリタブライアンジャングルポケットゴールドシップイスラボニータディーマジェスティエフフォーリアの11頭。

◆関西馬…2017年のスワーヴリチャード以来、6年ぶりのV。

◆ルメール騎手…JRA重賞は通算130勝目。2011年から13年連続のJRA重賞Vとなった。



この記事はいかがでしたか?
ナイス (3)

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月21日()
マイラーズC G2
フローラS G2
4月20日()
福島牝馬S G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 セリフォス 牡5
49,313万円
9 ジャックドール 牡6
49,004万円
10 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る