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【京都記念】武豊ドウデュースが直線あっさり抜け出し国内復帰戦V! エフフォーリアは競走中止


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【京都記念】武豊ドウデュースが直線あっさり抜け出し国内復帰戦V! エフフォーリアは競走中止

2月12日の阪神11Rで行われた第116回京都記念(4歳以上オープン、GⅡ、芝2200メートル、別定、13頭立て、1着賞金=6200万円)は、武豊騎手の1番人気ドウデュース(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)が後方でじっくりとレースを進めると、勝負どころから外々を回って進出、直線ではあっさりと抜け出し余裕をもってゴールした。昨秋の凱旋門賞以来、帰国初戦で好発進を決め、次走に予定されているドバイターフ(3月25日、メイダン、GI、芝1800メートル)へ弾みのつく勝利となった。ダービー馬が同レースを勝つのは、1948年春(※83年まで年2回実施)のマツミドリ以来75年ぶりのことだった。タイムは2分10秒9(良)。

3馬身半差の2着にはマテンロウレオ(6番人気)、さらにクビ差遅れた3着にプラダリア(4番人気)が入った。なお、2番人気のエフフォーリアは最後の直線でジョッキーが下馬し、競走中止となった。

武豊騎手(1着 ドウデュース)「ドウデュースらしい走りができました。状態はすごく良かったと思います。この馬のことを知り尽くしているスタッフですし、いい状態で迎えることができましたね。そんなにポジションにはこだわらず、あまり前半は急がせないほうがいいと思いました。休み明けなので、折り合いには気をつけて。向こう正面で行きたがりましたけど、それだけ元気が良かったです。この馬らしい反応で、早く全力で走りたかったと思います。きょうは、らしさを出せて良かったです。昨年の日本ダービー馬ですし、もう一度最強と言われるぐらいの結果を出していきたいですね。これでより一層楽しみです」

友道康夫調教師(同)「夢を持ってドバイへいけますね。(今年初戦を迎えるにあたって)不安はまったくありませんでした。フランスの2戦がふがいなくというか、あんなドウデュースは初めて見たので。調教では不安なところはなかったし、(あとは)精神的にどうなのかと思っていました。(日本へ帰国して)体の張りも違うし、日本ダービーに比べればパワーアップしています。ほっとしました。競馬は走ってみないと分からないからね」


京都記念を勝ったドウデュースは、父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズ、母の父Vindicationという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(株)キーファーズ。通算成績は9戦5勝(うち海外2戦0勝)。重賞は2021年朝日杯FS(GI)、22年日本ダービー(GI)に次いで3勝目。友道康夫調教師は京都記念初勝利、武豊騎手は06年シックスセンス、07年アドマイヤムーン、12年トレイルブレイザー、13年トーセンラーに次いで歴代最多タイの5勝目。

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