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ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はシルクロードS・馬場の有利不利、教えます! をお届けします!
土曜日の中京芝のレース結果、近年のシルクロードSの結果をもとに、馬場や血統のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
12日間にわたる1回中京開催は終盤戦を迎えた。芝コースは今週からBコースを使用。昨年12月の開催を含めると実質的に約2カ月のロング開催ながらも、開幕当初から路盤の状態が比較的良かったこともあり、見た目の悪さほどダメージはない印象を受ける。
金曜日に降った雪の影響を受け、土曜日早朝のJRA測定含水率はゴール前14.4%、4角12.8%と良馬場(JRA発表)としては水分を含んでいる状態。加えて、柵移動後も内側には傷みが残っている。だが、土曜日のレースを確認する限り、内寄りを避けて通るほどの劣化は進んでいないようだった。
土曜日施行の芝競走は4鞍。勝ち馬の最終4角通過順位は6、1、2、1番手となっている。内寄りを進む逃げ・先行の好走もあれば、3分どころを通る差し馬もそれなりに脚を伸ばしていた。脚質面については、前後の偏りが少ない状態と捉えるのが適切のように思える。
その一方、枠順に関しては変化が出てきている。前週施行の芝競走10鞍では中~外枠の活躍が目立ち、1~2枠は未勝利で2着も3回に過ぎなかったが、土曜日は4鞍で1勝を含む3連対と奮闘。あまり外過ぎると伸びない馬場コンディションも手伝ってか、内寄りの枠が勢いを取り戻しつつあるようだ。
日曜日の予報は晴れベース(29日7時の時点)。パンパン馬場とはいかないまでも、前日に引き続き比較的走りやすいコンディションが想定される。最後の直線で3分より内を通る馬が1~3着馬の大半を占めていた土曜日の傾向を踏まえると、枠順は中から内寄り(1~5枠あたり)を重視するのが得策かもしれない。
血統的には、中京芝1200mで開催された過去2年のシルクロードSを参考にすると、父か母の父にノーザンダンサー系種牡馬を配する馬が攻勢。1~2着馬4頭中3頭と、なかなかの存在感を放っている。該当する馬は積極的に狙っていきたいところだ。
また、左回りのレースで勝利経験のある馬が幅を利かせているのも、中京で代替開催された過去2年におけるシルクロードSの特徴のひとつ。1~2着馬4頭中3頭がこの条件をクリアしている。血統面と合わせて押さえておきたい傾向といえよう。
今回の出走メンバーで、血統面と先述した馬場傾向(1~5枠)の要点をともに満たしているのは、⑤シゲルピンクルビー、⑧マッドクール。よって当欄では、この2頭を狙いどころとして推奨する。
【馬場予想からの注目馬】
⑤シゲルピンクルビー ⑧マッドクール
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