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【沢田康文の欧州競馬リポート】アルバートドックが伊リーディングサイアーに 広がるディープインパクトの血

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【沢田康文の欧州競馬リポート】アルバートドックが伊リーディングサイアーに 広がるディープインパクトの血

2022年のイタリアリーディングサイアーにディープインパクト産駒アルバートドックが輝いた。社台コーポレーション白老ファームが12年に生産した同馬は、14年から最後のレースとなった16年新潟記念2着まで18戦して重賞2勝を含む5勝。松田博調教師が定年により最後の重賞挑戦となった16年の小倉大賞典を勝ち、その後須貝厩舎に転厩し、同年の七夕賞も制覇した。

母ゴールデンドックエー(その父アンユージュアルヒート)は米GⅠラスヴァージネスS勝ち馬という良血で、引退後は18年からイタリアのベスナーテ牧場で種牡馬生活に入った。

初年度産駒は21年にデビューし、競走年齢に達しているのは2世代で、31頭中13頭が勝ち上がり、昨年の産駒の獲得賞金額は39万3276ユーロ(約5585万円)。代表産駒のテンペスティ(牡)がGⅡイタリアダービー2着、GⅡフェデリコテシオ賞優勝など活躍した。

イタリア競馬は近年、経営危機で賞金支払いの滞納など問題が多く、パートⅡ国へ降格するなど衰微。生産頭数も年間約500頭と、ここ10年で3分の1以下に激減しているが、ネアルコ、リボー、トニービンといった名馬だけでなく、L・デットーリ騎手を生んだ伝統の競馬国である。


日本関連ではスウェーデンで供用されていた同じディープインパクト産駒のジェニアルもイタリアへ移動し、今春から種付けを行う予定。サンデーサイレンス~ディープインパクトの血がイタリアでも花開いていくことになりそうだ。(在仏競馬記者)

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