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2番人気のプロミストウォリアが逃げ切り、4連勝で重賞初制覇。バウルジャン・ムルザバエフ騎手(30)=カザフスタン出身、ドイツ拠点=は、昨年のホープフルSに続くJRA重賞2勝目。次走は未定だが、優先出走権を得たフェブラリーS(2月19日、東京、GⅠ、ダ1600メートル)も候補になりそうだ。
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ダート界に新星が誕生だ。プロミストウォリアが鮮やかに逃げ切り、1勝クラスから破竹の4連勝で重賞初挑戦V。殊勲のムルザバエフ騎手が笑みを浮かべた。
「前走もそうですけど、馬の上に乗っかってるというだけのイメージで乗りました。馬がどんどん良くなっています」
1馬身ほどのリードを保ちながら逃走し、直線は鞍上の力強いステッキワークに反応。スタート直後に落馬したカラ馬(ヴァンヤール)にかわされても、最後までしぶとい走りで2馬身差の快勝だ。野中調教師は「思ったよりしっかり上がりをまとめられた。収穫は大きいね」と目を細めた。
脚元の不安で、デビューできたのは3歳の3月。その後、2度の右前橈骨(とうこつ)遠位端骨折に加え、左前の同箇所も骨折。順風満帆ではなかったが、牧場スタッフや陣営の懸命なケアで復帰し、明け6歳で重賞ウイナーの仲間入りを果たした。「晩成な感じはあるから楽しみ。肉体的、心肺的にも全部含めてよくなる」とトレーナーはさらなる成長を期待する。
デビュー7戦目での当レース制覇は、厩舎の先輩で2019年の勝ち馬インティに並ぶ最少キャリア。同馬は次戦のフェブラリーSでGⅠ馬へと上り詰めた。今後について指揮官は「フェブラリーSも視野に入れながら」と話すにとどめたが、プロミストウォリアが大舞台で羽ばたく日も、そう遠くはなさそうだ。
■プロミストウォリア 父マジェスティックウォリアー、母プロミストスパーク、母の父フジキセキ。鹿毛の牡6歳。栗東・野中賢二厩舎所属。北海道平取町・坂東牧場の生産馬。馬主は㈲シルクレーシング。戦績7戦5勝。獲得賞金1億280万円。重賞は初勝利。東海Sは野中賢二調教師が2019年インティに次いで2勝目。バウルジャン・ムルザバエフ騎手は初勝利。馬名は「母名の一部+父名より」。
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