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【中日新聞杯】GI馬キラーアビリティ復活 師弟で初の重賞Vに感慨深げ


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【中日新聞杯】GI馬キラーアビリティ復活 師弟で初の重賞Vに感慨深げ

10日の中京11Rで行われた中日新聞杯(GⅢ、芝2000メートル)は、5番人気のキラーアビリティが差し切って重賞2勝目。昨年のホープフルS以来、約1年ぶりの勝利でGⅠウイナーの復活を印象付けた。団野大成騎手(22)は、所属する斉藤崇史厩舎とのタッグでは初めての重賞制覇だ。



苦しんだ1年の鬱憤を晴らすような走りだった。キラーアビリティが昨年のホープフルS以来、約1年ぶりの白星。初コンビで復活Vに導いた団野騎手は笑顔で振り返った。

「今週の追い切りの動きが良く、自信を持って臨みました。結果を出せてよかったです」


スタートひと息で中団後方から。緩い流れで1コーナーから向こう正面にかけて力んだが、何とかこらえた。直線では馬群を縫うようにしぶとく脚を伸ばし、先に抜け出していたマテンロウレオをクビ差で捕らえてゴール。2つ目の重賞タイトル獲得だ。

昨年末のホープフルS制覇後、ぶっつけ本番で臨んだ皐月賞は13着、続く日本ダービーは6着。前向き過ぎる気性があだとなって思うような成績を残せなかった。秋初戦のアルゼンチン共和国杯も8着に敗退。打開策として中間の追い切りでクロス鼻革を装着すると、操縦性が向上した。鞍上は「折り合いは良くなりました。(スローペースの)展開もあって力んだけど、それでも馬具の効果は大きかった」とうなずいた。

団野騎手にとっての重賞3勝目は、師弟タッグでの初タイトル。斉藤崇調教師は「いつか大成と重賞を取りたいと思っていました。本当にうれしい」と喜びをかみしめた。今後は放牧に出て来季に備える。その名の通り、素晴らしい才能を改めて示したGⅠウイナーは、2023年こそ飛躍を遂げる。(丸橋正宣)

キラーアビリティ 父ディープインパクト、母キラーグレイシス、母の父コンガリー。青鹿毛の牡3歳。栗東・斉藤崇史厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)キャロットファーム。戦績8戦3勝。獲得賞金1億2731万8000円。重賞は2021年GIホープフルSに次いで2勝目。中日新聞杯斉藤崇史調教師、団野大成騎手ともに初勝利。馬名は「素晴らしい能力、才能。母名、一族名より連想」。

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