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12月4日の阪神9R・さざんか賞(2歳1勝クラス、芝1200メートル)は、3番人気で岩田望来騎手とコンビを組んだミルトクレイモー(牡、栗東・中村直也厩舎)が2番手追走から抜け出して快勝。タイムは1分8秒2(良)で、エイムアットビップが2007年9月にマークした同コースの2歳レコードを15年ぶりに0秒4更新した。
2馬身1/2差の2着は逃げたダンシングニードル(2番人気)。さらに3/4差の3着が1番人気のイコサンだった。
レースは好スタートを決めたミルトクレイモーをかわして、ダンシングニードルがハナを切る。3番手はチカポコ、シルフィードレーヴが続くところにイコサンも加わる形。逃げ粘りを図るダンシングニードルだったが、直線に入ると手応え良くかわしてミルトクレイモーが先頭に立つ。そのまま後続を寄せ付けず完勝。未勝利戦に続くVでオープン入りを決めた。ダンシングニードルが粘り込んで2着。イコサンは外に出したものの伸び切れず、3着に終わった。
◆岩田望来騎手(1着 ミルトクレイモー)「いい形で競馬ができました。2番手から進められ、次につながるレースだったと思います」
◆中村直也調教師(同)「うまく2番手に収まって、直線はいい脚を使ってくれました。距離がもってほしいと思って長めの距離に使ったりしましたが、結果的に1200メートルがベストですね。様子をみてからですが、中京2歳S(17日、中京、OP、芝1200メートル)も頭のなかにあります」
ミルトクレイモーは、父バゴ、母ウートゥルメール、母の父マンハッタンカフェ、3代母がGI・2勝馬ノースフライトという血統。通算成績は5戦2勝となった。
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