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今週末から師走競馬に突入し、中山、阪神、中京の3場開催が始まる。日曜の中京メインは古馬と3歳が激突するダートの頂上決戦、チャンピオンズC(12月4日、中京、GⅠ、ダ1800メートル)。前身のジャパンCダート時代から第23回目にして初めてオール関西馬で行われる。
主役を務めるのは前年覇者のテーオーケインズ(栗東・高柳大輔厩舎、牡5歳)だ。昨年は好位から一気に抜け出して6馬身差V。ジャパンCダート時代の2001年クロフネ(7馬身)に次ぐ大きな着差で圧勝を飾った。今年は帝王賞4着など思わぬ敗戦もあったが、秋初戦のJBCクラシックで好発進V。国内の左回りでは【5・0・1・0】と向かうところ敵なしで、2010&11年トランセンド以来となる連覇を目指す。
遅れてきた新星ジュンライトボルト(栗東・友道康夫厩舎、牡5歳)は今夏にダート路線へ転向し、めきめきと頭角を現している。砂初戦2着後はBSN賞、シリウスSを連勝し、重賞タイトルを手にした。鞍上の石川騎手とともに、GⅠ初制覇のチャンスだ。
交流重賞3勝のシャマル(栗東・松下武士厩舎、牡4歳)は前走の南部杯で僅差の3着。スプリント路線でスピードを磨いてきた馬が、マイルに距離を延ばして好位から差す新たな一面を披露した。外枠でロスの大きい競馬になりながら最後に差をつめた走りなら1800メートルも克服できていい。鞍上に川田騎手を迎えてGⅠ制覇を狙う。
みやこSで復活の重賞2勝目を飾ったサンライズホープ(栗東・羽月友彦厩舎、牡5歳)も追い込む形で好結果を出せたのは大きい。グロリアムンディ(栗東・大久保龍志厩舎、牡4歳)もダート【4・1・0・0】と底を見せていない。アンタレスSでオメガパフュームの2着とGⅠ馬と接戦の経歴は光り、17年にゴールドドリームでこのレースを制しているムーア騎手が手綱を取るのも魅力だ。
伸び盛りの3歳勢にも注意。春にUAEダービーを制したクラウンプライド(栗東・新谷功一厩舎、牡3歳)は日本テレビ盃2着、JBCクラシック2着で古馬一線級との戦いにめどを立てている。ジャパンダートダービー勝ち馬ノットゥルノ(栗東・音無秀孝厩舎、牡3歳)、決め手鋭いハピ(栗東・大久保龍志厩舎、牡3歳)も上位争いに食い込める力がある。
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昨年チャンピオンズカップ6馬身差圧勝
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