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【ジャパンC】ダノンベルーガ、ソフト仕上げ 最多6勝の❼枠⑭番!GⅠ制覇へ吉兆だ
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ジャパンCの追い切りが24日、美浦トレセンなどで行われた。美浦では、天皇賞・秋3着から挑むダノンベルーガが、軽めの内容ながら伸びやかなフットワークで好調をアピールした。
天皇賞・秋3着から挑む3歳馬ダノンベルーガが美浦Wコースを優雅に駆け抜けた。レインフロムヘヴン(3勝)を先導する形で穏やかなリズムを刻み、馬なりで5ハロン71秒0─12秒1をマーク。僚馬と馬体を併せることなく、後ろに従える形でフィニッシュした。
「先週まででほぼ仕上がっている状況でしたので、きょうは微調整で予定通りの調教といった感じです」
会見に臨んだ堀調教師が納得の表情で語った。最終追い切りの5ハロンの時計としては今までで一番遅いが、今回はデビュー以来最も間隔が詰まる中3週の臨戦過程。1週前の17日にWコース3頭併せで5ハロン67秒8と負荷をかけられていれば、もう速い時計は必要ない。
追い切り後にはルーティンのゲート駐立確認を僚馬5頭と一緒に落ち着いてこなした。今までのレースを見ても、スタートの心配は特にない。午後の枠順抽選ではレース史上単独最多6勝の❼枠⑭番も当たり、GⅠ初制覇への期待が高まる。
前走は上がり3ハロン32秒8の末脚を繰り出し、初対戦の年長馬と渡り合った。「レースでの細かいあやなど結果論としていろいろあると思いますが、満足できる状態で出走できて、この馬の能力は見せられたかなと」とトレーナー。その後、選出されていた香港Cは右回りと3歳時での海外遠征の負担を考慮して辞退し、状態を慎重に見極めた上で中3週での参戦を決めた。変わらず、弱点である右後肢のケアは必要な状況だが、「手応え的にほぼ現段階で天皇賞前と変わらない」状態で臨めるのは何よりだ。
「体のバランスの問題で左回りが向いていますし、能力を出すのに申し分ない条件です。距離の2400メートルに関しては少し工夫が必要かなと感じています」
距離対応への〝工夫〟の詳細は明かさなかった堀師だが、広い東京コースがベストと感じているのは確か。国内ハイレベル3歳世代の大器が、待望のビッグタイトルを視界にとらえている。(板津雄志)
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