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【マイルＣＳ】セリフォスが鋭い末脚で古馬撃破！新マイル王誕生 白毛ソダシは３着に敗れる
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１１月２０日の阪神１１Ｒで行われた第３９回マイルチャンピオンシップ（３歳以上オープン、ＧＩ、芝１６００メートル、定量、１７頭立て、１着賞金＝１億８０００万円）は、ダミアン・レーン騎手の６番人気セリフォス（牡３歳、栗東・中内田充正厩舎）が後方追走から直線で大外に持ち出し、鋭い末脚を発揮して優勝。昨年の覇者グランアレグリアは引退、今春の安田記念を制したソングラインは不在も、ＧⅠ馬５頭を含む好メンバーがそろった秋のマイル王決定戦を制し、初のＧⅠタイトルを獲得した。天皇賞・秋のイクイノックスに続き、マイルでも３歳馬が強さを見せつけた。３歳馬による勝利は２０１８年のステルヴィオ以来、４年ぶり６頭目。タイムは１分３２秒５（良）。
１馬身１／４差の２着にはダノンザキッド（８番人気）、さらに半馬身遅れた３着に白毛ソダシ（２番人気）が入った。なお、１番人気のシュネルマイスターは５着に敗れた。
◆Ｄ・レーン騎手（１着 セリフォス）「なかなか言葉が出てこないんですけど、馬も最高の脚を見せてくれました。非常にうれしく、素晴らしかったです。ＶＴＲを見ていて、２、３歳といい結果で、安定感があるタイプだと思っていました。前走は休み明けで勝って、少しでも良くなっていれば勝てるんじゃないかという自信がありました。折り合いがつくのに時間がかかりました。レース後半で折り合えて、直線に入って外に出したところで手応えが良かった。いい瞬発力を見せてくれました」
◆中内田充正調教師（同）「非常にうれしいです。２歳のときから期待されていまして、人気も背負ってのＧⅠで結果が出せずにいたので、ようやく結果を出せたので良かったです。いい夏を過ごして、秋に帰ってきたときに１つ成長している感じはありました。それが競馬に結果として出た感じで受け止めていましたので、今回の結果にもつながりました。（休養明け）２走目だったので、前走よりも気の入りもあって、競馬だぞという雰囲気を表に出していました。（レーン騎手に）最終追い切りでまたがってもらって、癖とか特徴を上手につかんでくれていました。過去のビデオも見てもらっていましたので。少し力みながらの追走で、位置取りがちょっと後ろかなと思っていましたが、上手に外に出してくれて、結果的にベストポジションだったのかなと思いました。『届いてくれ』という願いでした。強いなと思いました。いい成長を遂げてくれているなと思います。この後は馬の状態とオーナーサイドと相談しながら決めていきます」
マイルＣＳを勝ったセリフォスは、父ダイワメジャー、母シーフロント、母の父Ｌｅ Ｈａｖｒｅという血統。北海道安平町・追分ファームの生産馬で、馬主は（株）Ｇ１レーシング。通算成績は８戦５勝。重賞は２１年新潟２歳Ｓ（ＧⅢ）、デイリー杯２歳Ｓ（ＧⅡ）、今年の富士Ｓ（ＧⅡ）に次いで４勝目。マイルＣＳは中内田充正調教師、Ｄ・レーン騎手ともに初勝利。
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